分散クラウドによるエッジコンピューティングの価値創出

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製造業、ゲーム、自動車業界など、さまざまな業界のアプリケーション開発者は、エッジコンピューティングの導入によって大きなチャンスが生まれると考えています。その中、CSPが果たす役割とは何でしょう。そしてCSPはエッジコンピューティングエコシステムにどのように貢献できるのでしょうか。 こちらは2019年6月11日に投稿されたブログ記事の翻訳です。

タブレットでグラフを見て女性

Product Marketing Manager at Digital Services

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エンド・トゥー・エンドのエッジ・コンピューティング

アプリケーション開発を容易にし、企業に新しいサービスを提供するため、CSPは現在のインフラストラクチャーを分散クラウドに進化させて、通信会社のワークロードと、サードパーティのアプリケーションの両方をサポートします。AWSやGoogleといったハイパースケールと呼ばれる大規模なクラウドプロバイダーもエッジサービスに乗り出していますが、現在のところ分散インフラストラクチャーが不足している状態です。

そもそも、分散クラウドとは何でしょうか。私たちの定義では、「クラウド・アプリケーションの最適化のための実行環境を複数のサイトに提供し、サイト間の必要な接続性を含み、一つのソリューションとして管理され、アプリケーションにより一つのソリューションと認識されるもの」です。

別の表現をすると、分散クラウドはエッジコンピューティングへのエンドトゥーエンドのアプローチであり、個々のユースケースがエッジの場所を「決定」することを可能にします。分散クラウドは、ネットワーク内の適切な場所でのアプリケーションの自動展開を可能にし、リソース効率とユーザエクスペリエンスを最適化します。そのため、ハイブリッドクラウドのエンドトゥーエンドのオーケストレーションが、ネットワーキング、クラウドインフラストラクチャー、ワークロード配置のエンドトゥーエンドの管理を提供する重要な機能となります。

エッジコンピューティングのビジネスモデルとCSPの主要資産

CSPがエッジの機会に取り組む際に重要となることの一つは、どのようにしてアプリケーション・エコシステムと連携して業界にソリューションを提供するかという点です。これには三つの方法があります。

  1. ソリューションを提供するため、CSPと業界の両方がエコシステムを推進する。
  2. CSPが独自にエコシステムを推進する。
  3. CSPがハイパースケールクラウドプロバイダーのエコシステムを活用する。

この中でどのモデルが最良でしょうか。それは、CSPの戦略や市場での地位、対象となる業界の種類、そしてエコシステムの発展具合によって異なります。CSPに共通しているのは、以下のようなCSPが貢献できる基本的資産です。ただしこれに限定されません。

  • 世界、または日本全国に分散された通信アクセスポイント
  • クラウドインフラストラクチャー(ETSI NFV仕様に基づいたNFVIなど)
  • 現行の2G、3G、4G、そして5Gネットワークの接続性や、デバイスモビリティやローカルブレークアウトのサポートなど
エッジコンピューティンググラフィック

画像: エッジコンピューティングと分散クラウドに役立つCSPの基本的資産

これらの資産を使用することで、CSPは分散クラウドと、クラウド、ネットワーク、オーケストレーションロジックの公開を基にした必須の機能で貢献することができます。要は、分散クラウドAPIを活用して、アプリケーション開発者が資産や機能を利用できるようにするのです。多くの開発者は通信ネットワークの仕組みを知らないので、API公開を可能な限り単純化することが重要です。これがうまくいかないと、CSPインフラストラクチャー上のアプリケーション開発に興味を持つ開発者がいなくなってしまいます。CSPは、業界や開発者のニーズを満たすため、業界に合わせたAPIを通し、クラウドの実行、サービスの公開、動的なワークロード配置を行う、コンバージドソリューションを目指す必要があります。

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