5Gを成功させる秘訣は何か?

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エリクソンUnBoxedセッション「5G live networks: innovation made reality」で、私たちは世界各地の5Gネットワークのロールアウトから学んだことを共有しました。これが私たちが見つけた5Gを成功させる秘訣です。*本ブログは2020年5月28日投稿の英語版の抄訳です。

Eva och Cecilia

Head of Marketing & Communications, Business Area Networks

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2020年第1四半期の終わりまでに、4G通信事業者の約10%が5Gネットワークを立ち上げており、早期に動いたこれらの企業はすでに投資から利益を上げています。こうした事業者は、既存の消費者ユースケースとサービスの改善と消費者市場向けの新しい製品の開発にその焦点を明確に移しています。5Gはこれまでのところ、こうした事業者のビジネスにポジティブな影響を与えており、すでに2019年の末時点で世界中で1,300万人を超える5G加入者が存在していました。しかし5Gネットワークの展開は、ビジネスと運用の両方の観点から複雑なプロセスです。

では私たちエリクソンは、事業者と共にこれらの早期の導入から何を学んだのでしょう?5Gを成功させる秘訣は何なのでしょうか?

 

5Gをイノベーションプラットフォームとして採用する

エヴァによる説明

「5Gは、また新しいより高速な通信世代というだけではない革新的なプラットフォームです。5Gビジネスが秘めている可能性を効率的につかむために、フロントランナーはサービスベースのパッケージングや、スマートフォンを超えたデバイスとのバンドル化を検討しています。また5G体験をクリエイティブな方法で消費者や企業と共有しています。

たとえば米国ではベライゾンが、5G Red Carpet Portal Experienceでアカデミー賞授賞式をハリウッドからニューヨークに持ってきました。ニューヨークの人々は、ロサンゼルスのレッドカーペットに設置された360度カメラを使ってベライゾンの5Gポータルに足を踏み入れ、ハリウッドのライブアクションにすぐに没入しました。

パッケージングも重要です。多くの通信事業者は、4Gパッケージよりも5Gパッケージの価格を高く設定していますが、付加価値を提供する新しいクリエイティブなパッケージは、5G消費者市場への参入において本当に有効です。

韓国の通信事業者にもこのような例がいくつかあります。ここでの初期の5Gユースケースのいくつかは新しいデジタル消費者体験にかかわるもので、通信事業者は没入型メディア、ライブイベント体験、クラウドゲームなどの分野を模索しています。これらのサービスは、それらを最大限に活用するために、ARやVRヘッドセットなどの新しい消費者デバイスとバンドルされる場合があります」

 

ユースケースの先を考える

セシリアのコメント

「私たちはこれらの初期のロールアウトから、ユースケースだけでなく、ユースプレイス(利用場所)について考えることが重要であることを学んでいます。5Gネットワークの構築では、通信事業者は5Gサービスを最も活かせる場所を考える必要があるので、精密に構築することをお勧めします」

エヴァは続けます。「利用場所を考えているお客様の一例は韓国のSKTです。SKTはクラスターベースの5G展開戦略を適用し、人口が多いエリアやオフィスエリア、季節的に人口が増えるエリアをターゲットにしています」

これにより、特定の場所のニーズを考慮した革新的なサービスが導入できます。

効率的かつ経済的に5Gの目標を達成するために、SKTは「5Gを精密に構築」しています。これはエリクソンのネットワーク展開戦略であり、エリクソンの多様なRANポートフォリオの機能を、ネットワークにある各無線局とSKTの各市場セグメントの特定のトラフィック及びカバレッジ要件に適切に合わせることで、ネットワークの構築を最適化します。精密な構築によってネットワーク事業者の投下資本と運用コストが削減されます。「精密な構築」のもう一つの例は、最近エリクソン・スペクトラムシェアリングで既存の4Gバンドだけを使って5Gを立ち上げたオランダのVodafoneZiggoで、サービス開始当初から国の半分をカバーし、2020年7月には全国をカバーする予定です。

 

最後の要素:エゴシステムではなくエコシステム

最後になりましたが、5Gはエゴではなく、パートナーとのエコシステムに依存していることを覚えておくことは重要です。エヴァは説明します。

「5Gが協力ゲームである点は、どれほど強調しても足りません。フロントランナーの通信事業者は5Gのメリットを最大限に活用するために、他のパートナーと共に新しい消費者や産業ユースケースを構築するためのイノベーションプラットフォームとして、5Gネットワークに取り組んでいます」

エリクソンにとってこれは、このイノベーションを推進するために役立つパートナーシップを築くことを意味します。たとえば私たちは最近、クアルコムおよびNVIDIAと協力して新しいVRソリューションを市場に投入しました。デバイス、コンテンツ、5Gアクセスネットワーク、エッジコンピューティング、高性能分散型5Gコア機能の組み合わせが、こうしたイノベーションを可能にするのです。」

セシリアは続けます。「5Gがビジネス用途向けに設計されており、エゴシステムではなくエコシステムで機能することを理解することが、ビジネスユースケースを狙って5Gへ移行するにあたってはさらに重要です」

協力が5Gを成功させる鍵であることを示す例には、他にもエリクソンとテルストラ、レクサスオーストラリア、ビクトリア州政府のパートナーシップ、テレフォニカとメルセデスベンツのパートナーシップがあります

 

通信事業者は実際に5Gに何を期待できるか?

「通信事業者は、5Gが自身とお客様が少しずつ進んでいく集中的な学びの旅になるだろうということを予測できます。最上階への直通のエレベーターはありません。階段を一歩一歩上る必要があるのです。ですから私からのアドバイスは、待つのではなく、今すぐ始めることです」とエヴァは言います。

セシリアは続けます。「5Gがエキサイティングなのは、それが単なる新しい通信世代ではないということです。5Gには常に「及び」が伴います。消費者向け及びビジネス向け両方の機会に対応し、モバイル及び固定のワイヤレスブロードバンドの両方を提供できます。幅広いポートフォリオにより、5Gはカバレッジ、容量及び創造性を、多用途に対応する単一の技術と組み合わせることができます。4Gの初期には、XまたはYのどちらかを選択する必要がありました。5Gにはそんな必要がありません。これが、私たち全員が5Gの可能性に興奮している理由です」

動画5G live networks: innovation made realityで、Ericsson UnBoxedセッションでのエヴァとセシリアの話をご覧ください。

5Gのその他の事例についてはこちらをご覧ください。

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