エリクソンのスペクトラムシェアリング、大陸間で5G商用網と5Gデバイスを接続

 

本資料は201912月2日に発表された報道資の抄訳です。

  • エリクソンのスペクトラムシェアリングを使い、商用5G網と商用5Gスマートフォンでスイスのベルンとオーストラリアのゴールドコースト間でデータ通信
  • ダイナミックスペクトラムシェアリング機能は5Gスマートフォンに対応し、事業者による5Gサービスの迅速な広域展開と5Gカバレッジ拡大を可能に
  • 業界をリードするOPPO、クアルコムテクノロジーズ、スイスコム、テルストラと共に、ダイナミックスペクトラムシェアリングの商用化を目指す

エリクソン(NASDAQ:ERIC)のスペクトラムシェアリング商用化の動きは、中国のメーカーであるOPPO製の5Gスマートフォンが5Gエコシステムに加わり、商用の5Gネットワークでグローバル規模の5Gデータ呼の試験が成功したことで、勢いを増しています。5Gエコシステムにおいて各分野をリードする、クアルコム子会社のクアルコムテクノロジーズ、スイスコム、テルストラも今回の成功で重要な役割を果たし、通信業界にとってのダイナミックスペクトラムシェアリングの価値を示すことになりました。

11月29日、スイスコムとテルストラそれぞれの商用5G網に実装されたエリクソンのスペクトラムシェアリングを使って、スイスのベルンとオーストラリアのゴールドコーストを初めてデータ呼で接続しました。この接続は、3GPP FDD(Frequency Division Duplex)帯域のスペクトラムシェアリングを使って実現されました。通信の両端で使われたのは、クアルコム®のSnapdragon™X55 5G Modem-RFシステムを搭載したOPPO製の市販が予定されている5Gスマートフォンです。OPPOは、エリクソンのスペクトラムシェアリングをスマートフォンに実装した最初の5Gデバイスメーカーです。

データ呼が成功したことで、チップセットから5Gデバイス、通信事業者のネットワーク製品とソリューションに至る5Gエコシステム全体でエリクソン・スペクトラムシェアリングがサポートされていることが立証されました。エコシステムの強化は、エリクソンのスペクトラムシェアリングの商用導入を一歩近づけるものです。

エリクソンのスペクトラムシェアリングEricsson Radio Systemの一部であり、インテリジェントなスケジューラアルゴリズムを追加した3GPP標準ベースの完全なダイナミックスペクトラムシェアリング・ソリューションです。これにより、ソフトウェアのアップグレードで同じ帯域に4Gと5Gの両方を展開し、ユーザーの要求に基づいてスペクトルを動的に割り当てることが可能となります。4Gキャリアと5Gキャリアの切り替えはミリ秒単位で行われ、周波数帯の浪費を最小限に抑えて最高のユーザーパフォーマンスを実現します。

このエリクソンの独創的なイノベーションにより、通信事業者は既存のネットワークインフラを再利用して過去の投資を活用することで、カスタマイズされた方法で5Gサービスを広い範囲で迅速に開始し、その後も5Gカバレッジを拡大できます。したがって通信事業者は、5Gの商用サービスを提供しつつ、費用がかさむ全面的な再投資を要せずにSA(Standalone)5Gに移行できます。

エリクソンの上席副社長兼ネットワーク部門総責任者のフレドリック・イェドリング (Fredrik Jejdling)は、次のように述べています。「この業界初のマイルストーンは、5Gを展開・拡張する通信事業者にとってのエリクソンのスペクトラムシェアリングの価値を際立たせるものとなりました。5GエコシステムのパートナーであるOPPO、クアルコムテクノロジーズ、エリクソンのお客様のスイスコムおよびテルストラと共に達成したこのマイルストーンは、エリクソン独自のソリューションが事業者が持つ4G周波数帯資産の5Gへの再利用を可能にするのみならず、あらゆる5Gデバイスをサポートすることを示しています。これは既存の周波数帯で5Gを起動する最も経済的な方法であり、国家規模の5Gカバレッジを達成し、世界中で5Gをへのアクセスを実現します」

OPPOバイスプレジデント兼ソフトウェアエンジニアリング・プレジデントのアンディ・ウー(Andy Wu)氏は、次のように述べています。「OPPOは、先進のグローバルテクノロジー企業として5Gの大規模な商用化を加速させるために率先して取り組んでいます。エリクソン、クアルコム、スイスコム、テルストラと協力して、DSS(Dynamic Spectrum Sharing)テクノロジーの商用利用を推進することは、5G時代における我々の緊密な連携の一環です。このテクノロジーをサポートする5Gスマートフォンは安定したシームレスな高速接続を提供できるため、将来的にユーザーエクスペリエンスが向上します」

クアルコムのシニアバイスプレジデント兼クアルコムEMEAのバイスプレジデントであるエンリコ・サルバトーリ(Enrico Salvatori)氏は、次のように述べています。「カバレッジは次の5Gキラーアプリであり、今回の業績はユビキタスな5Gカバレッジに向けたもう一つのマイルストーンであり、重要な一歩です。DSSは世界中の通信事業者と消費者に重要なメリットをもたらします。第2世代のSnapdragon X55 5GモデムRFシステムは、接続体験の新時代に向けて、OEMによるグローバル5Gマルチモードデバイスの迅速な開発を可能とするよう設計された包括的なソリューションです」

スイスコム執行役員兼IT・ネットワーク・インフラ責任者のクリストフ・アッシェリマン(Christoph Aeschlimann)氏は、次のように述べています。「パートナーと共に再び5Gのマイルストーンを達成できて大変興奮しています。エリクソンDSSによる初の国際的なエンドツーエンドのデータ呼は、スイスコムの5Gの旅路の次の一歩です。5Gで実績のある通信事業者、ベンダー、チップセットメーカー、ハンドセットメーカーからなる経験豊富なチーム以外では、これを実現することは不可能でした」

テルストラのネットワークおよびエンジニアリングインフラ担当役員チャンナ・セネウィラトナ(Channa Seneviratne)氏は、次のように述べています。「今回の業界内のパートナーとの最新の共同作業は、既存の周波数帯域を使って4Gと5Gの顧客のニーズを同じ場所で同時に満たすことで、5Gのより迅速な導入に道を開くものとなりました。今回の集合的な実装は、5G技術の急激な進歩を示す一例であり、テルストラはこの最新技術を初めてオーストラリアに導入できることを喜ばしく思います」

エリクソンは、今回の最新の業績にかかわったすべてのパートナーとともに、5Gに関する複数の画期的な出来事を実現しています。

スイスコムは、エリクソンを単独の5Gベンダーとして、2019年4月に3.6 GHz帯で欧州初の商用5Gサービスを開始した通信事業者です。スイスコムは、2019年末までに人口の90%をカバレッジに収めることを目指しています。

テルストラは、エリクソンを主要なネットワークパートナーとして、2019年5月に3.6 GHz帯域で4種類の5Gデバイスを使って商用5Gサービスを開始しました。現在テルストラは6種類の5Gデバイスを提供し、オーストラリア各地の25の大都市と地方都市に5G基地局を展開しており、2020年6月30日までにさらに10の都市が加わる予定です。

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