プレ・ストックホルム+50 ユース会議は、2022年6月2~3日にストックホルムで開催されるストックホルム+50会議の関連イベントとして、スウェーデン大使館により対話型会議として開催されました。対象は、日本で環境に関する活動をしている若者団体、あるいは気候変動、生物多様性、汚染や廃棄物問題に関心のある個人、学校、学級、社会人などで、具体的な行動計画の作成が目的とされました。
エリクソンのサステナビリティの展示
会場での参加者は、60人のユースを含む120名にも及び、またオンラインでも中高生や海外からの参加者も含めて合計で300人以上が聴講しました。スウェーデンの企業としてIKEA JapanやElectrolux Japan、その他スウェーデンの教育機関としてSweden Alumni Network Japan、EF Japanが出展し各企業の取り組みを紹介しました。
プレ・ストックホルム+50 ユース会議の様子
エリクソンはサステナビリティ(持続可能性)をパーパスの要に位置づけています。エリクソンではテクノロジー、ソリューション、専門知識を駆使し、社会に良い影響を与え、エリクソンとステークホルダーへのリスクを低減することにコミットしています。この努力は継続する旅であり、私たちの「持続可能性と企業責任」に関する努力は、企業責任、気候変動対策とデジタルインクルージョンの三つの重点分野を含みます。
本ブログでは、プレ・ストックホルム+50 ユース会議での展示した内容から、エリクソンの「責任あるサプライチェーンマネジメント」と「気候変動対策」について、ご紹介いたします。
責任あるサプライチェーンマネジメント
企業は今日、サステナビリティ(持続可能性)と責任あるビジネス慣行をサプライヤー含むバリューチェーン全体に統合することが期待されています。これには、気候変動対策、企業倫理、人権・労働権、安全衛生が含まれますが、これらに限定されるものではありません。さらに、地球温暖化防止目標を達成するためには、セクターやバリューチェーンを超えた密接な連携が不可欠です。企業は、サプライチェーンにおける排出を含め、自らの活動に直接起因しない排出に取り組むために協力しなければなりません。
エリクソンの取り組みとしては、サプライヤーが社会的、倫理的、環境に与える影響を管理することは、エリクソンのバリューチェーンアプローチの一部となっております。また、ビジネスパートナー向け行動規範は、エリクソンの責任ある調達プログラムの基礎であり、標準的なサプライヤー契約の一部となっています。弊社はグローバルサプライチェーンにおける気候変動対策を推進する「1.5℃サプライチェーンリーダーズ」の創設者の一人であり、高排出量管理の為の自社目標を掲げると共に、戦略的サプライヤーにも、1.5℃に沿った独自の気候目標を設定してもらうことを目標に掲げています。
具体的なターゲットとして、エリクソンは2025年までにサプライチェーンにおける排出量の90%を占める高排出量の戦略的サプライヤー350社に対して、1.5℃に沿った独自の気候目標を設定するよう働きかけています。
気候変動対策 - ネットワークのエネルギー性能
モバイル業界は、2050年までに炭素排出量ネットゼロを達成するために業界自らが変革するという高い目標を掲げています。技術革新と5Gモバイルシステムの導入は、これらの持続可能性に関するコミットメントを実現し、ICT業界だけでなく他のセクターの排出量を削減するために必要な技術、カバレッジ、効率性の向上を提供する可能性があります。ネットワークのエネルギー性能の向上は、この目標を達成するために世界規模で5Gを迅速に展開する上で重要な役割を果たします。
エリクソンの取り組みとしては、通信事業者の期待に添い、業界がネットゼロに到達するのを支援するため、エリクソンはネットワークのエネルギー使用量を削減するための革新的なアプローチを導入しています。また、エリクソンのソリューションは、通信事業者が現在のネットワークと5Gネットワークのニーズを満たすために予想されるデータトラフィックの増加を管理することを可能にします。 エリクソンの製品ポートフォリオにはエネルギー性能における製品優位性があり、サステナビリティとコストの両方の観点から価値をもたらします。エリクソンのポートフォリオでは、環境への悪影響を最小限に抑えるために、設計原則や材料の選択において環境要因が考慮されています。
具体的なターゲットとして、エリクソンは2022年までに、4G製品の10倍のエネルギー効率(転送データあたり)を持つ5G製品ポートフォリオを実現します。目標に対するこれまでの実績と2022年のターゲットは以下の画像のとおりです。また、 2022年までに従来のレガシーポートフォリオ製品と比較して、エリクソン無線システムで35%の省エネを達成します。
エリクソンのサステナビリティ
その他エリクソンのサステナビリティの取り組みや詳細は、「エリクソンの持続可能性」をご覧ください。
プレ・ストックホルム+50 ユース会議の当日の様子や内容は、スウェーデン大使館のウェブサイトのこちらのポストからもご覧いただけます。