ericsson.com
Your location is listed as Global
Login

産業のデジタル化によるプライベート・モバイルネットワークへの需要増大

本資料は201995に発表された報道資料の抄訳です。

容量、セキュリティ、および重要な通信の必要性が増していることから、産業界や官公庁は、独自のプライベートのLTEおよび5Gネットワークの設立を検討するようになってきています。ここでは、産業界のキャンパス環境でワイヤレスブロードバンド接続を実現するため、多く使用されるようになってきた取り組みを紹介します。

3GPP技術により、産業界におけるより高い性能への要求や、広範な周波数帯オプションへの要求に対応が可能となったことから、プライベートセルラーネットワークへの需要も急速に増大しつつあります。Arthur D Littleによれば、プライベートのキャンパスネットワーク、サービス、ソリューションの市場は、2025年までに600~700億ユーロ相当に拡大すると予測されています。

エリクソンはプライベートLTEおよび5Gネットワークの主要なプロバイダーであり、広範なサービスプロバイダーとの提携により、ビジネスが急速にデジタル化しつつある、さまざまな産業や企業を接続しています。エリクソンは2019年前半に、テレフォニカ、テリア、テルストラ、ボーダフォン、ドイツテレコム、エリサと、プライベートネットワークソリューションを提供する契約を締結しました。

エリクソンのミッションクリティカル&プライベートネットワークの責任者であるマニュエル・ルイズ(Manuel Ruiz)は次のように述べています。「産業界は、サービスプロバイダーが各社のビジネスにもたらす、技術的能力と5Gへの進化計画の恩恵を受けられるでしょう。また、既存のサービスプロバイダーの投資を活用して、操業範囲を拡大し、新たな未開拓のユースケースに対応することも可能です。それによって、各社は自社の中核ビジネスの革新と最適化に注力し、接続サービスの複雑性や進化については、この分野に長けているサービスプロバイダーに任せられるようになります」

プライベートネットワークソリューションを求めている各種の産業界や企業には共通の要求があります。Wi-Fiを超える、安全で信頼性の高いブロードバンド接続を実現するということです。

音声からデータへ、そして産業の接続性へ

メルセデス・ベンツは、ドイツのシュツットガルトにある本社から約20kmの場所に、22万平方メートルの面積の製造施設を新たに設立しています。Factory 56では、すべての製造システムと機械が安全な5Gにより接続・運用され、リアルタイムで低遅延性能を実現し、膨大な量のデータを処理します。この5Gネットワークはテレフォニカ・ドイツとエリクソンによって構築されたもので、メルセデス・ベンツの生産操業の柔軟性、精度、効率の大幅な向上に貢献します。

エリクソンは、サービスプロバイダーがプライベートネットワーク市場に参入する能力を獲得し、経験を積むための継続的なプロジェクトを実行しており、Factory 56はその一例にすぎません。

約400km離れた別の自動車製造工場でも、エリクソンの5Gネットワークソリューションが採用され、製造チェーン全体にわたり、安全でほぼリアルタイムのデータネットワークが投入されています。

ドイツのアーヘンにあるe.GO 電気自動車工場では、ネットワークスライシングモバイルエッジコンピューティングにより、それぞれの自動車に組み立てプロセスの各段階を行うとき、製造用の資材を自動的に識別し、配送できます。このプライベート5Gネットワークはボーダフォン・ドイツと共同で構築したもので、完全な自動運転車をサポートし、従来の製造ラインに換わるものとして、製造チェーン全体にわたって運用を迅速化し、効率を向上できます。

さらに最近、テルストラの鉱業サービス組織は、技術パートナーとしてエリクソンとの二つ目の公式なプライベートLTE鉱業パートナーシップを公表しました。このプロジェクトは、クイーンズランド州北西部にあるサウス32のカニングトン鉱山における、地下プライベート4Gネットワークの開発に関わるものです。完成すれば、全世界で最大の地下採鉱用LTEネットワークの一つとなります。

エリクソンは、自社の製造施設でも専用のセルラーネットワークソリューションを使用し、製造効率と持続性の向上を実現しています。エストニアのタリンにあるエリクソンの工場のプライベートLTEネットワークは、無人搬送車とAR(Augmented Reality:拡張現実)に加えて、膨大な量のデータをリアルタイムで収集し分析することにより、より持続性が高く、効率的で、安全な製造環境を作り上げています。

エリクソンのプライベートネットワークは、遅延が非常に短く、適合性が高いため、センサー、機械、車載機器(港での岸壁クレーンに組み込まれた遠隔制御デバイスなど)、および携帯デバイスを、産業エンタープライズの広範なアプリケーション全体にわたって迅速に統合できます。

周波数帯はプライベートネットワークを実現するための主要な要素

規制当局は、従来のモバイルネットワーク事業者や、専門的なサービスプロバイダー向けに、より多くの周波数帯を解放しており、さらに一部の国では現地の産業や企業に直接解放しています。これらの動向は、プライベートネットワークの成長と展開を加速するために役立っています。

プライベートネットワークは、3.5~4.2GHzおよび5GHz帯域のライセンスされた、またはライセンス不要の周波数帯を使用しており、一部の国ではこの周波数帯が共有されることもあります。ライセンスされる周波数帯では、公衆安全や公益事業のために特定の周波数帯域が多くの国で定義されています。エリクソンは市場の各種の要求へ柔軟に対応し、たとえばeMBMSなど重要な通信用の機能を探求するため公益事業セクターと協力し、多数のユーザーと同時に効率的なグループ通信を行うためのブロードキャストサービスを実現しています。

エリクソンは、オレンジ・ポーランド、およびドイツの企業であるイノジーや450Connectと共同のプロジェクトを進めています。これらのプロジェクトは、公益事業部門における既存の展開から得られる経験を補完するものです。イノジー、450Connect、およびエリクソンは共同で、ドイツでの両社のエネルギー操業における重要な通信の要求を、450MHz周波数帯のLTEで支えられることを確認するためのパイロットプロジェクトを開始しました。具体的には、音声通信、分散発電、遠隔制御システム、スマートメーター・ゲートウェイのテストが行われています。

他の関連プロジェクト

テルストラは、パプアニューギニアの金鉱にプライベートLTEネットワークを実装しました。このプライベートLTEネットワークにより、リヒール金鉱の事業者であるニュークレスト・マイニングは、トラック、ドリル、掘削機、ブルドーザー、シャベル、バージを接続し、信頼性、速度、遅延において大幅な性能向上を達成しました。

中国では、江蘇省の中国移動通信とエリクソンが共同で、製造用の高度なユースケースを可能にする概念実証プロジェクトを実行しています。

エリクソンとエリサは、通信事業者およびその顧客向けのプライベートセルラーネットワークのパイロット運用を共同で行い、成功しました。

ドイツテレコムとエリクソンは、ドイツにおける産業拠点でのモバイルソリューションに対する市場の要求の増大に対応するため、キャンパスネットワークでの戦略的な提携を発表しました。

エリクソンは、FirstNetファーストレスポンダー・ネットワークを展開するため、AT&Tを支援しています。

インダストリー4.0および関連するエリクソン製品についてもご覧ください。

 

お問い合わせ先

エリクソン・ジャパン株式会社
マーケティング&コミュニケーション本部
Email: info.k@ericsson.com