エリクソンとテルストラ、企業向けエッジクラウドで協力

エリクソン（NASDAQ：ERIC）とテルストラは、テルストラドメイン専用の企業向けエッジクラウドソリューションを開発するために協力すると発表しました。この協力は、金融サービス部門向けの5Gエッジコンピューティング技術のトライアルに関してエリクソン、テルストラ、オーストラリアの金融機関が行った2019年の発表に続くものです。

今回の新しいパートナーシップは、シームレスなオーケストレーション、ネットワークエクスポージャー、サービス保証を実現するソリューションを開発することにより、業界全体のイノベーションを推進する一助となるはずです。これらの機能は、クラウドプロバイダーとテルストラのネットワーク間に消費ベースのインタフェースを実現するために役立ちます。テルストラは、ネットワーク全体で企業向けに調整されたアジャイルなネットワークサービスを使うことで、企業顧客向けの拡張サービスを促進できます。

この新しい企業エッジクラウドソリューションは数か月以内に提供される予定で、再利用可能でオープンなフレームワーク開発の触媒として機能するでしょう。テルストラのネットワークはこのソリューションにより、ネットワークサービスをエッジまたはオンプレミスで提供して、顧客固有のニーズに対応できるようになります。

オーストラリアとニュージーランドでエリクソンを代表するエミリオ・ロメオ（Emilio Romeo）は次のように述べています。「企業向けエッジクラウドに関する今回のテルストラとのパートナーシップ拡大により、エリクソンは技術革新の限界を押し上げて企業に5Gとエッジのメリットをもたらし、またテルストラがそのネットワーク全体に新しいサービスを導入するためのお手伝いをいたします」

テルストラグループのネットワーク及びIT部門を率いるニコス・カティナキス（Nikos Katinakis）氏は、次のように述べています。「この企業エッジクラウドソリューションを開発するためにエリクソンと協力できることをうれしく思います。昨年の5Gエッジコンピューティングのトライアルから自然に発展したこの協力関係は、オーストラリアの人々に5Gのメリットをもたらすフレームワークとして機能することでしょう。また農業や製造業などの他の業界向けの将来のユースケースへの道を開きます。オーストラリア全土で5Gの展開が続く中、エッジコンピューティングを活用して5Gテクノロジーが秘めた可能性を追求することで、オーストラリアとお客様がモバイルテクノロジーの最先端にとどまり続けることができます」

エリクソンとテルストラは、今後数か月にわたってさまざまな産業向けのソリューションの模索を続けます。これらの産業は、高いスケーラビリティ、セキュリティ、可用性、低遅延、帯域幅要件を持つユースケースについて、エッジコンピューティングが基本的に備えている流用可能な設計とオーケストレーションの恩恵を受けるはずです。

農業、産業IoT、企業向けブランチ接続サービス、スマートシティ向けの新しい企業ユースケースは、顧客に新しいサービスを提供することで、イノベーションの可能性を解き放ちます。

エリクソンについて

エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信サービスプロバイダーをお手伝いします。ネットワーク、デジタルサービス、マネージドサービス、新しいビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘をお手伝いします。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。www.ericsson.com

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