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エリクソン製5Gが空港検査用ロボットSpotを実現 

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本資料は2021年3月8日に発表された報道資料の抄訳です。

最近デンマークのオーデンセ市近郊のハンスクリスチャンアンデルセン空港を利用し飛行機の窓の外を眺めた人は、Spotと呼ばれる四足歩行ロボットが、空港を囲む境界フェンスを自由自在に巡回して損傷をチェックしているのを目にしたことがあるかもしれません。これはおとぎ話ではありません。このロボットは本物で、TDC NETのエリクソン製5Gに接続されています。この5Gユースケースのトライアルは、デンマーク技術研究所とのパートナーシップのもと実施されました。

News
Mar 19, 2021
Spot the robot patrols HCA Airport perimeter fencing.
ハンスクリスチャンアンデルセン空港周辺のフェンスを巡回しているロボットSpot

このトライアルは、エリクソンとデンマークTDC NET共同の5Gイノベーションハブが開発した複数の5Gユースケースシナリオの一つです。二社はすでに、デンマークの水ソリューションプロバイダーであるグルンドフォスと共に、屋内5Gを利用した産業向け専用ネットワークの試験と展開に成功しています。

また、2020年12月に北欧で最初に達成された全国規模のTDC商用5Gネットワークを使ったユースケースも研究しています。

5Gロボティクスのブレイクスルー

二社は、デンマーク技術研究所と協力し、ロボット企業のボストンダイナミクスが開発した四足歩行ロボットである研究所所有のSpotを、全国をカバーするTDC NETの商用5Gネットワークで動かす方法に焦点を絞りました。

従来Spotは、専らWi-Fi接続を経由して研究所のタスクを実行していました。つまり接続の範囲に制限があったのです。Spotのオペレーターは30メートル以内にいなければなりませんでした。

SpotをTDCの商用5Gネットワークに接続することで、二社は文字通り、ロボットの新しいユースケースへの扉を開きました。高速性、高帯域幅、超低遅延性を備えた5Gは、ロボットからの大量のデータを、ネットワークを経由して長距離を安全に送信し、またリアルタイムで送り返す手段となります。

起伏のある地形で進路を探索し、階段を上ったり小さな空間に入りこむことができるロボットであるSpotは、理論上は、5Gネットワークさえあればどこでも稼働できます。360個のセンサー、前後のカメラ、荷物や備品を運ぶためのスペースを備えたSpotのようなロボットは、緊急対応、人命救助、検査といった業務の一環を担える可能性があります。

エリクソンとTDC NETは、最初の試験事例として、ハンスクリスチャンアンデルセン空港およびローレンツテクノロジーと協力し、境界フェンスのセキュリティチェックを実現しようと考えました。

空港や港湾、多くの建設現場では、セキュリティ及び安全に関する規制に基づき、毎日複数回のフェンスのチェックが求められています。現在は、通常従業員がフェンス周囲をパトロールして損傷の兆候をチェックしています。

この5Gトライアルではディープラーニングを採用することで、Spotがリアルタイムで損傷の兆候を探してフェンスの周囲を調べることができました。Spotは、TDC NETが採用したエリクソン製の5Gネットワークを介してフェンスの巡回を行いました。

フェンス検査用のロボット技術の開発は、デンマーク教育研究省傘下の教育研究庁が支援しました。

5Gの潜在能力を形に

2月末に終了したこの試験では、モバイルネットワークを介し、Wi-Fiを超えた広範囲なユースケースにSpotを展開できることが確認されました。トライアルの成功は、監視、画像認識、ビデオ分析、自律運用の分野における、Spotの新しい革新的なユースケースに青信号を灯すものとなりました。

 デンマーク技術研究所のシニアスペシャリスト、トーマス・ホイベア・ギセルソン(Thomas Høiberg Giselsson)氏は次のように述べています。「リアルタイム分析が必要な場合は、Spot上で直接データを処理するか、またはデータを適切なデバイスに効率的に転送することができなくてはなりません。 私たちの試験では、Spotを5Gに接続することで、リアルタイム分析を実行できることがわかりました」

TDC NETバイスプレジデントのトーク・ビンツァー(Toke Binzer)氏は、次のように述べています。「Spotに関するデンマーク技術研究所との協力は、私たちの全国規模の5Gネットワークがもたらす可能性をきわめて具体的に示す優れた例の一つです。ドローンやモバイルロボットなどの既知の技術は、より高速なネットワークに接続することで、より要求の厳しい新しいタスクを解決し、その価値を高めることができます。私たちはまだ開発の初期段階にありますが、エリクソンと共にイノベーションハブを通じて推進しているパートナーシップに基づいて、5Gの可能性を実現する道を順調に進んでいます」

デンマークのエリクソンを代表するニクラス・バックルンド(Niclas Backlund)は、次のように述べています。「世界中の産業や企業が、5Gが屋内の生産と運用にもたらす大きなメリットに、ますます多くの関心を寄せています。TDC、デンマーク技術研究所、ハンスクリスチャンアンデルセン空港、ローレンツテクノロジーとの今回のエキサイティングな取り組みでは、全国規模の商用5Gネットワークがビジネスと社会を変革する力が示されたのです」

お問い合わせ先

エリクソン・ジャパン株式会社
マーケティング&コミュニケーション本部
Email: info.k@ericsson.com