エリクソン、デジタル化の役割についてG7のビジネス部門で講演
本資料は2024年3月27日に発表された報道資料の抄訳です。
エリクソンは、世界で最も先進的な七つの国家経済で構成される強力な経済主体であるG7(Group of Seven)とEU(European Union)のビジネス部門にブリーフィングを行った数少ない企業の一つとなりました。
![2024年3月、イタリアのヴェローナでB7の会合 2024年3月、イタリアのヴェローナでB7の会合](/495e39/assets/global/qbank/2024/03/27/digitalization-ministers-at-the-b7-meeting-in-verona-italy___-175547d5743949ba5d66d01235f0a52af80523.jpg)
エリクソンの専門家は、3月中旬にイタリアのヴェローナで開催されたB7と呼ばれるG7のビジネス部門の会合でBusinessEuropeと提携し、デジタルインフラ、特に5Gの国内および国際的な役割について、G7のデジタル担当大臣にブリーフィングを行いました。
このブリーフィングは、今年後半にイタリアのプーリア州で開催される2024年のG7首脳会議に先立って行われました。
エリクソンテクノロジーのバイスプレジデント兼執行役員ミカエル・ベック(Mikael Bäck)は、B7とG7へのブリーフィングに招聘されたことは、G7の経済とG7メンバーにとっての先進技術の戦略的重要性を示すものだと述べています。
ベックはこう述べています。「G7は、世界でも有数の複数の経済大国の将来の方向性に影響を与え、それを推進する強力なフォーラムです。したがって対象分野の専門家としてG7へのブリーフィングに招待されるのは、最も尊敬されている優れた企業や組織に限られます。エリクソンとBusinessEuropeは、その貢献が将来の世界経済に大きな影響を与えるレベルで信頼されている、選ばれた企業や組織のグループに入っているということです」
B7の最重要課題は、デジタルインフラ、クラウド技術、デジタルコンピテンシーの向上などの基本要素を整備し、社会やビジネスのデジタル化を加速させることです。
会議の参加者は、会議の重要なトピックであったAI(Artificial Intelligence)などの革新的技術の恩恵を最大限に引き出すためには、基盤の整備が要件であると説明されました。
基本的に高度なデジタル接続インフラとAIによって実現されるデジタルトランスフォーメーションは大きなイノベーションの可能性を秘めており、前例のないスピードで進化しつつあり、方向性を適切に定めれば、より包摂的な成長を促進しながら、あらゆる分野で生産性と競争力を高めることができます。
ベックは次のように述べています。「ヴェローナでの会議ではG7諸国の産業界とデジタル担当大臣に対し講演し、政治的な議論に業界の知見を提供することが重要でした。会議ではAIなどの新興技術の役割に焦点が当たりました。5Gをベースとした安全で信頼性の高いデジタルインフラの構築と、レジリエントなクラウドインフラの構築を加速することが重要な優先事項です。また6Gへの移行においてリーダーシップを確保するためのG7諸国間の協力の重要性についても、研究、標準化、周波数利用にフォーカスした議論が行われました」
B7エンゲージメントグループは、今年のG7議長国であるイタリアや主要な国際機関に向けて、世界経済の優先的な課題に関する政策提言を策定することを目的としています。
デジタル化以外のトピックには、全体的なトピックとして、グローバルバリューチェーン、気候、エネルギー、環境の変化、データ経済とデジタル化、雇用、AIが含まれます。
2024年のG7とB7
イタリア産業総連盟(Confindustria)は、2024年のG7議長国イタリアと連動して、B7(Business Federations of the Group of Seven)のリーダーシップを引き受けました。
G7は米国、ドイツ、日本、英国、フランス、カナダ、イタリアと、超国家メンバーのEUという世界の主な先進的民主主義国家が一堂に会する、最も重要な政府間フォーラムです。
B7エンゲージメントグループは、ビジネスの世界向けであり、G7議長国や主要な国際機関に提出すべき世界経済のアジェンダの優先事項に関する政策提言を策定することを目的としています。
B7の作業は、G7議長国への最終宣言の提出をもって2024年12月に終了します。
2024年3月13日〜15日に開催されたG7産業・技術・デジタルイタリア閣僚会合の宣言は、こちらからご覧いただけます。