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業界初の5G機能が遅延を短縮し、電池寿命を延長

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本資料は2021年7月14日に発表された報道資料の抄訳です。

  •  テリアとエリクソン、Snapdragon®Modem-RF System搭載のスマートフォン型の5G試験デバイスを使い、モバイルネットワークリソース利用の効率を高める新しい5G機能の試験に成功
  • 新しいinactive状態により、スマートフォンユーザーのネットワークリソースへのアクセスを3倍加速、バッテリーの消費を低減
  • 常時接続が体感できる新機能により、スマートフォンユーザーの体験が大幅に向上
News
Jul 29, 2021
Person with AR game in shopping mall

長きにわたる協力関係にあるエリクソン(NASDAQ:ERIC)とテリアは、クアルコムテクノロジーズ社の協力を得てテリアの商用5Gネットワークで業界初の新機能を共同で試験し、5Gのイノベーションを新しいレベルに引き上げました。これにより、テリアとエリクソンの5Gアライアンス に、 スマートフォンユーザーのために優れた5Gを実現し、消費者及び企業向けに新しい高度な5Gユースケースを実現するという目的が加わりました。

この新しい5G SA(Standalone)*機能、RRC Inactive(無線リソースコントロールの非活性状態)は、状態移行中に必要なシグナリングの量を削減し、リモートデバイスのクリティカル制御、強化型モバイルブロードバンド、スマートトランスポートを含む多数のIoT(Internet of Things)と5Gユースケースの重要な要件である、遅延とバッテリー消費の両方を大幅に削減します。

RRC Inactiveは、エリクソンのソフトウェアと5G SAネットワークノード、Snapdragon X60 Modem-RF Systemを搭載した試験デバイスを使って実装されました。両社は、デバイスがアイドル状態に戻ることなく、接続状態とinactive状態間の移行が成功したことを実証しました。

この新しいinactive状態への移行により、状態移行中に必要なシグナリングの量が削減され、エンドユーザーの遅延が大幅に減少します。この試験では最大で3倍のアクセス遅延の短縮が見られました。クラウドゲームなどのアプリケーションでは、マルチプレイヤーによる高速のインタラクションにおいて遅延をエンドツーエンドで20〜30ミリ秒に抑えなくてはならないため、タイムラグの短縮はユーザー体験に大きく影響します。没入型VRゲームの体験になると、遅延と信頼性の要件はさらに厳しくなります。

この機能で遅延を短縮しinactiveタイマーを減らせたことで、試験チームはモデムのバッテリー消費を、この機能を起動しない場合と比べて最大30%節約することができました。スクリーンとそれに関連する電子機器はモバイルデバイスで最も電力を消費する部品ですが、この機能を実装することで、5Gスマートフォンユーザーのバッテリーの寿命も延びます。

テリアCTOのステファン・ヤヴァブリング(Stefan Jäverbring)氏は、次のように述べています。「エリクソンとの緊密なパートナーシップを通じて、お客様に強化された新しい体験を提供できることを喜んでいます。このパートナーシップにより、業界初かつ世界初の機能が実現できました。この技術的マイルストーンは、モバイルネットワークのリソースをより効率的に使い、効果的なソリューションで重要な要件を満たすための基盤となります」

エリクソンの北欧および中欧地区を統括するジェニー・リンドクビスト(Jenny Lindqvist)は、次のように述べています。「テリア及びクアルコムと協力し、5Gの強みを大幅に活かしてより良いモバイル体験をもたらす世界初の革新的なソリューションを実証できたことを誇りに思います。これは5Gテクノロジーを次のレベルに引き上げる大きなマイルストーンです。RRCは今後長きにわたって5Gネットワークにおいて重要な役割を果たし続けることでしょう」

クアルコムヨーロッパ、クアルコムヨーロッパ/MEAのシニアバイスプレジデント兼社長のエンリコ・サルバトーリ(Enrico Salvatori)氏は、次のように述べています。「この重要な機能を商品化するために、エリクソン及びテリアと協力していることを誇りに思っています。遅延の短縮、コンテンツへのアクセス時間の短縮、バッテリー寿命の延長は、ユーザーにとって必須の条件であり、RRC Inactiveはこれらのすべてを提供する上で有用です」

Inactive状態の開発は、主に成長著しいMTC(Machine-type Communication)の分野で進められてきました。これはエリクソンが機能の定義において主導的な役割を果たした3GPP標準の一部です。ほとんどのMTCシナリオでは、通常は無線デバイスがネットワークと交換するデータの量は少なく、アイドル状態から接続状態への移行に関わるすべてのシグナリングを処理するために必要となるバッテリー消費量を正当化できるほどの緊急性はありません。増え続ける多数のデバイスを使う現在と将来の5Gユースケースでは、接続、状態、モビリティ処理の改善が、効率的なサポートの重要な要素となることがわかっています。

* 効率が高く、新しいユースケースの開発に有用である5G SA(5G Standalone)は、5Gネットワークの最終的なアーキテクチャーです。多くの5Gネットワークは、基盤となる4Gネットワーク層が必要なシグナリングをサポートするNSA(Non-standalone)モードで展開されています。5G SAではこの4Gへの依存をなくします。5G SAによりネットワーク接続時間が短縮され、モビリティ管理が簡素化され、広い5G帯域にすぐにアクセスできるため、ユーザー体験がさらに向上します。

 

関連リンク:

Meet 5G latency requirements with inactive state - Ericsson

5G Standalone

エリクソンについて

エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信サービスプロバイダーをお手伝いします。ネットワーク、デジタルサービス、マネージドサービス、新しいビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘をお手伝いします。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。www.ericsson.com

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