エリクソン、NTTドコモと共同フィールドトライアルに向けて5G 無線プロトタイプを開発
- エリクソン、2016年にはライブネットワークで屋内外及び複数の基地局環境にMU-MIMOと ビームフォーミングを含む5G 無線プロトタイプを導入し、フィールドトライアル環境に導入可能な事業者要件をサポート
- 無線アクセスプロトタイプとクラウドベースのネットワークスライシングを統合し、消費者、企業、さまざまな産業用IoTアプリケーション向けにアジリティを備えた差別化されたサービスを実現
- 支柱または壁面設置のコンパクトなフォームファクターに64の無線チェーンと128のアンテナエレメントを組み込んだ屋外無線装置設計
2020年に5Gの商用化が開始されますが、エリクソン (NASDAQ: ERIC) は、2016年には5G無線プロトタイプを投入し、通信事業者によるライブでのフィールドトライアルを可能にします。高い評価を得ている無線テストベッドのフェーズ2である 5G 無線プロトタイプは、通信事業者によるライブでのフィールドトライアルを想定して設計された初の成果物です。現在エリクソンの5G 無線テストベッドをご利用いただいている日本の通信事業者の株式会社NTTドコモには、今後のフィールドトライアルに向けてプロトタイプが提供されます。
大手の通信事業者は、過去のモバイル世代と同様に5Gにおいても先行者利益の獲得に強い関心を抱いています。5Gは、デバイスから無線アクセス、仮想 Evolved Packet Core (vEPC) やクラウドにいたるまで、移動通信ネットワークとそれに関連するエコシステム全体に影響を与えます。通信事業者による差別化は、ラボでのトライアルではなく自社のライブネットワーク環境で実現できる機能がベースとなります。従来より小型化され強化されたプロトタイプは、エリクソンが5G無線テストベッド を使って屋内外の環境で通信事業者と共同で行ってきた試験から得られた知見に基づいて構築されています。
株式会社NTTドコモの取締役常務執行役員兼R&Dイノベーション本部長の尾上誠蔵氏は次のように述べています。「実環境を想定した試験に向けて新たな一歩を踏み出せたことを喜ばしく思います。東京オリンピック・パラリンピックは2020年にローンチする5Gの多様なユースケースを見せる良い機会であり、5Gの更なる飛躍につながると期待しています。エリクソンの5G 無線プロトタイプは、ドコモのネットワーク環境と市場において、5Gが秘める可能性についての知見を高め、ドコモのお客様やパートナー企業に新しい可能性を切り開く新しいサービスを実現するものです」
エリクソンの 5G 無線プロトタイプは、米国、日本、韓国、スウェーデンで実装済みのフェーズ1の無線テストベッドによるラボ試験と屋内外のライブ試験で実現された技術的なイノベーションを活用します。これらのプロトタイプは市場をリードするエリクソンのNetwork Functions Virtualization (NFV:ネットワーク機能仮想化)アプリケーションと統合することで、5Gネットワークの多様なユースケースを想定したネットワーク全体のスライシングを可能にします。
エリクソンの上席副社長兼無線部門総責任者のアルーン・バンサル (Arun Bansal) は次のように述べています。「5Gのきわめて野心的なスケジュールを達成するには、この時点で実用的なアプリケーションを想定した実世界環境に試験を移行しなくてはなりません。これらの新しい5G 無線プロトタイプは機内持ち込み手荷物のサイズで約40ポンド(20 kg未満)の重さです。標準化活動のリーダーであるエリクソンとしては、単なる理論的検討より信頼できる実データによる貢献が重要なのです」
エリクソンの5G 無線プロトタイプに組み込まれた革新的な技術には以下が含まれます。
- Multi-User MIMO (MU-MIMO)
5G 無線プロトタイプは基地局の1セクタ内で同じ周波数を使う多数のユーザー端末に対応できるようにします。 - ビームフォーミング
Ericsson 5G Radio Prototypeが高い周波数帯域に対応し、通常のネットワーク環境で、容量の拡大と消費エネルギー削減を実現するために重要な技術です。 - 高度アンテナ設計
それぞれのEricsson 5G 無線プロトタイプに128のアンテナエレメントと64の無線チェーンを組み込みます。
新しいプロトタイプは5G テストベッドより顕著に小型化されています。新たな技術を追加しているにもかかわらず、機内持ち込み可能なスーツケースのような外観のコンパクトで実装が容易なフォームファクターに組み込まれており、重量は、約18KG (約40ポンド ) にすぎません。
エリクソンは、影響力のある標準化機関および業界団体と連携した標準化活動を通じて5G標準化を推進し、今日の予備研究と標準化に先立つフィールドトライアルから標準規格の制定へと邁進してまいります。エリクソンは通信事業者と共に、5G 無線プロトタイプやクラウドベースのネットワークスライシングといった重要な先端技術を通じて、商業化に至るまでの全過程で次世代ネットワーク技術を定義付けるキープレーヤーであり続けるよう貢献して参ります。
高性能を兼ね備えた5G無線プロトタイプは持ち運びが可能です。
報道関係の皆様へ
以下、参考ページをご覧ください。
5G Radio Prototypes (英語)
映像: Introducing 5G Radio Prototypes (英語)
5G メディアキット(英語)
NTTドコモ、エリクソンと共同で5Gトライアル実施
エリクソン、NTTドコモによりネットワーク仮想化プラットフォームとクラウド管理システムのソリューションパートナーとして選定
エリクソンとSKテレコム、5Gネットワークスライシングで提携
エリクソンの5G無線テストベッド、アジアで5G開発に最も貢献 (英語)
ホワイトペーパー: 5G radio access – technology and capabilities (英語)
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www.ericsson.com/jp/thecompany/press
エリクソンは通信技術とサービスを提供する世界有数の企業として、ネットワーク化社会 (Networked Society)の実現を目指して邁進しています。エリクソンは世界中の大手通信事業者との長期的な関係を通じて、人々、ビジネス、社会がそれぞれの可能性を追求し、持続可能な未来を創成しようとする取り組みを支援していきます。
エリクソンのサービス、ソフトウェア、インフラストラクチャ、特にモバイル、ブロードバンド、クラウド分野におけるそれらの技術は、通信とその他の分野における事業の改善、効率の向上、より良いユーザー体験の提供、新しいビジネス機会の創造を実現します。
180カ国で事業を展開し、11万5000人を超える社員を擁するエリクソンは、グローバルな事業規模と、テクノロジーおよびサービスにおけるリーダーシップを備えています。エリクソンは今日、25億人を超えるエンドユーザーへのサービスをサポートしています。世界のモバイルトラフィックの40%以上がエリクソンの提供するネットワークを利用しています。エリクソンは、我々のソリューションとそれらを活用するお客様が常に時代の最先端にいられるよう、研究開発への投資を行っています。
エリクソンは1876年に設立され、本社所在地はスウェーデンのストックホルムです。2014年の売上高は331億USドル (2,280億SEK)です。エリクソンは、NASDAQ OMXストックホルム およびNASDAQニューヨーク証券取引所に上場しています。
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