
エリクソンと業界パートナー、北米で5G商用化の準備を加速
- 39 GHzミリ波帯を使った初の公開5G NR無線データ通信
- デモでは商用のEricsson Radio System のAIR 5331とインテルの5G Mobile Trial Platformを使用
- 相互運用性試験の成功が商用5Gデバイスへの道を拓き、ネットワークとエコシステムの発展を促進

5Gサービスの実用化が急速に近づく中、エリクソン (NASDAQ: ERIC)、インテル、AT&T、Tモバイルは、5Gのエコシステムの力を明らかにしつつあります。協力関係にある四社は、北米での5Gサービス導入に使用予定の周波数帯である39 GHz帯を使った、NSA (Non-Standalone) 5G NR (New Radio)相互運用性の実証実験に成功しました。
MWCA (Mobile World Congress Americas)で行われた実証実験は、39 GHzミリ波帯を使った最初の公開5G NR OTA (Over the Air) データ通信です。Ericsson Radio System AIR 5331とインテルの5G Mobile Trial Platformはすでに市場にあり、5Gのエコシステムを支えるさらなる確証となっています。
エリクソンの上席副社長兼ネットワーク事業部総責任者のフレドリック・イェドリング (Fredrik Jejdling) は次のように語っています。「今回の成果は5G商用化の準備ができていることを示すものです。エリクソンはパートナーと共に、基幹技術とエコシステムの両面で準備ができていることを継続的に示していきます」
インテル社の副社長兼 次世代標準部長の アシャ・ケディ(Asha Keddy) 氏は次のように述べています。「39 GHzミリ波帯を使った今回の公開マルチベンダー5G NR OTAデータ通信により、私たちが新たなレベルの相互運用性に達したことが示されました。北米で5Gサービスを提供する予定の周波数帯を使ったOTA試験の成功は、ネットワークとエコシステムの準備が十分な態勢に達したことを実証しています」
新しいミリ波帯では3GPP標準の徹底的な相互運用性試験が必要とされており、MWCAでの実証実験は、性能の最適化と5Gネットワークおよびエコシステムの準備において重要な一歩です。
AT&Tの無線技術担当上席副社長のイガル・エルバズ (Igal Elbaz) 氏は次のように述べています。「今回のマイルストーン達成について、インテルとエリクソンに祝意を表します。MWCAで展示される39 GHzシステムは、重要な各種のミリ波帯で、業界が標準化以前のシステムから標準ベースのシステムへと継続的に前進していることを示しています」
TモバイルCTO (Chief Technology Officer) のネヴィル・レイ (Neville Ray) 氏は次のように語っています。「我々はこれまで熱狂的な勢いで5Gの商用化実現に取り組み、次々とマイルストーンを達成してきました。エリクソンの商用無線機とインテルのRFチップを使って3GPPベースのマルチベンダー5Gデータ通信を達成したチームを非常に誇りに思います」
技術的な背景
- AT&TとTモバイルの帯域を使った39GHz帯での最初のライブの公開NR OTAデータ通信: LTEアンカーB66 (2.1Ghz) LTE
- 3GPPリリース15仕様ベースのマルチベンダーで動作するデータ通信
- 商用無線機であるEricsson Radio System AIR 5331、商用SWトラック、インテルMTPなどのハードウエアとソフトウエアをサポート
今回のマイルストーンは、2018年7月に行われたライセンス済の3.5GHz帯上でのエンドツーエンドの初めてのマルチベンダー5G商用ネットワークデータ通信を含め、商用5Gネットワークの展開を加速する一連の重要な発表に続くものです。
5Gがあらゆる業界にビジネスの機会をもたらす準備は整っています。5Gビジネスの可能性を調査したエリクソンのレポートによれば、通信事業者は2026年に世界全体で最大6,190億ドルの市場機会を得られることがわかっています。
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