AT&T、5Gネットワーク拡大とCバンドの周波数帯の構築にエリクソンを採用
本資料は2021年10月11日に発表された報道資料の抄訳です。
- エリクソンが業界をリードする無線アクセスネットワーク(RAN)技術を導入 - Advanced Antenna System、 Advanced RAN Coordination 、キャリア・アグリゲーションのポートフォリオ、フロントホール・ゲートウェイなど
- Cバンドの周波数帯は米国における5Gの展開に不可欠で、新しいアーキテクチャが集中型RANからクラウドRANへの進化など将来のネットワーク強化をサポート
- 5年契約により2022年末までに7000万人から7500万人にCバンドによる5Gを提供し、2023年末までに2億人到達を目指すAT&Tの目標をサポート
エリクソン(NASDAQ: ERIC)とAT&Tは、20年以上に渡る協力関係をもとに、AT&Tの5Gの拡大を加速するために5年間の契約を締結したと発表しました。本契約は同サービスプロバイダーが最近取得したCバンドの周波数帯の展開と、5Gスタンドアロン(SA)の立ち上げを支援するものです。AT&Tは、5Gネットワークの目標達成に向けて、エリクソンのネットワークに関する優れた専門知識を活用していきます。
エリクソンは、AT&Tが5Gネットワークをスポーツ会場やエンターテインメント、旅行・輸送、ビジネス・トランスフォーメーション、公共安全などの5Gユースケースを含む主要産業において、より多くの消費者、企業、救急隊員に提供できるよう支援します。
AT&Tのネットワークの進化は、Advanced Antenna System、Advanced RAN Coordination 、キャリア・アグリゲーションの各テクノロジーを含むEricsson Radio Systemのポートフォリオによって実現されています。
これらの導入は、通信サービスプロバイダーにネットワークの柔軟性、サービスの迅速な提供、拡張性の向上を提供するクラウドRANのような将来のネットワーク拡張をサポートするものです。
このソリューションは、エリクソンのフロントホール・ゲートウェイによって実現される集中型RANアーキテクチャをサポートしています。この新しいテクノロジーは、フロントホール・インターフェースをパケットに変換することで、より効率的な伝送を可能にします(eCPRI)。
AT&T ネットワーク・エンジニアリング・アンド・オペレーションズのプレジデントであるスコット・メア氏は次のように述べています。
「全米で5Gネットワークを拡大していく中で、エリクソンが提供するテクノロジーや5Gに関する専門知識は、当社のネットワークの進化を支えるものです。今回の契約により、フロントホール・ゲートウェイによって実現されるエリクソンの次世代集中型RANアーキテクチャを導入する道筋が開かれ、クラウドRANへの進化のような将来のネットワーク強化にも対応できるようになりました」
エリクソンのクラウドRANは、RANのコンピュート機能を扱うクラウドネイティブなソフトウェアソリューションです。RAN領域の既存テクノロジーを補完し、先進的なプラクティスを採用することで、オープンな基盤となり、5Gのイノベーションを可能にします。
エリクソンのクラウドRANにより、通信サービスプロバイダーは、クラウド・ネイティブなテクノロジーやオープンなネットワーク・アーキテクチャーへとシームレスに進化し、より柔軟な展開を求める需要に応えることができます。
エリクソンの北米の社長 兼 責任者であるニクラス・ヒューベルドップは次のように述べています。
「今回の契約は、AT&Tとの長年にわたる革新と実行のパートナーシップを強化するものです。5Gネットワークはこれまでにない持続的かつ飛躍的な成長を可能にし、産業界や公共部門のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、消費者、企業、社会全体の利益に貢献します。エリクソンは、AT&Tと力を合わせてこのビジョンの実現に貢献できることを光栄に思います」
関連情報(英語)
Ericsson Radio System
Ericsson 5G RAN
エリクソンについて
エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信サービスプロバイダーをお手伝いします。ネットワーク、デジタルサービス、マネージドサービス、新しいビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘をお手伝いします。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。www.ericsson.com
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