本資料は2025年3月3日に発表された報道資料の抄訳です。
業界をリードする世界の通信事業者とエリクソンによる画期的ベンチャー企業のアドゥナ(Aduna)は、アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするグローバルテクノロジーグループのe&が資本パートナーとして参加する事を発表しました。

e&グループCEOのハテム・ドウェイダル(Hatem Dowidar)は、3月3日、バルセロナで開催されたMWC 2025(モバイルワールドコングレス)の基調講演において新たなパートナーシップを発表しました。
これにより、e&は中東、アジア、アフリカ、中央・東ヨーロッパの事業全体において、急拡大している当社のグローバル・プラットフォームにネットワークAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を組み込めるようになります。
20カ国で通信事業を展開するアドゥナにe&が参加すれば、新興市場での規模の拡大や、開発者が世界規模で共通ネットワークAPIを使いイノベーションとその活用を加速するというアドゥナのビジョンが更に強化されます。
e&はアドゥナに参加する事で、サービス品質の向上、不正防止、セキュリティ向上、収益化強化のために、開発者が標準ネットワーク機能にアクセスし、それを利用出来るようになります。
e&のグループ最高戦略責任者であるハリソン・ラン(Harrison Lung)氏は次のように述べています。
「通信業界に変革をおこすエコシステムのエクイティパートナーとしてアドゥナに参加する事は大変光栄です。これからの成長エンジンであるプラットフォーム化は、開発者と企業を繋げ、イノベーションや規模の拡大を可能にします。エリクソンやグローバル通信事業者と新しいビジネスモデルを模索し、テクノロジーグループとしてのe&にとっても、また当社エンタープライズの顧客にとっても、e&の全市場の業界全体にデジタルトランスフォーメーションの加速と新たな成長の機会を期待しています。」
アドゥナのCEOであるアンソニー・バルトロ(Anthony Bartolo)は次のように述べています。
「アドゥナはe&をエクイティパートナーとして心より歓迎します。e&はアジア、ヨーロッパ、アフリカの20カ国において高い存在感を持って事業を展開しており、当社のグローバルネットワークAPIエコシステムにとって大変重要なメンバーであり、アドゥナのプラットフォームにとって大変有意義なことです。彼らの価値ある知見は、当社のエコシステムにイノベーションの機会を解き放ち、アドゥナをグローバルで唯一の真のネットワークAPIプラットフォーム、およびエコシステムへと進化させる事でしょう。」
アドゥナは、CAMARA API(GSMAとLinux Foundationによるオープンソースプロジェクト)をベースに、ハイパースケーラー、CPaaSプロバイダー、システムインテグレーター、独立系ソフトウェアベンダーなど、幅広い開発者プラットフォームエコシステムにネットワークAPIを提供します。成長を続けるアドゥナのエコシステムには、América Móvil、AT&T、Bharti Airtel、Deutsche Telekom、KDDI、Orange、Reliance Jio、Singtel、Telefonica、Telstra、T-Mobile、Verizon、Vodafone、Ericssonなど、世界有数の通信事業者が既に参加しています。
アドゥナ はネットワークAPIのグローバルアクセス簡素化を目的とし2024年9月に開始しました。
エリクソン、世界をリードする通信事業者12社 と力を合わせ、ネットワークAPIで変革を推進
規制当局の承認や慣習的な条件にもよりますが、関連手続きは今年後半に完了する予定です。
ネットワーク API と Aduna については、adunaglobal.com をご覧ください。
e&については、eand.com をご覧ください。
アドゥナ(Aduna)について
世界の複数の通信事業者とエリクソンの画期的な合弁会社であるアドゥナは、世界中の開発者が共通のネットワークAPI(Application Programming Interface)を通じてネットワークを最大限に活用できるようにすることで、イノベーションを加速することに専念しています。
アドゥナのベンチャーパートナーには、América Móvil、AT&T、Bharti Airtel、Deutsche Telekom、KDDI、Orange、Reliance Jio、Singtel、Telefonica、Telstra、T-Mobile、Verizon、Vodafoneが含まれます。また開発者パートナープラットフォームには、Google Cloud、Infobip、Sinch、Vonageが含まれます。GSMAとLinux Foundationが推進するCAMARAオープンソースプロジェクトに基づく統合プラットフォームの下、アドゥナは世界中の通信事業者のネットワークAPIを組み合わせることで、共創を促進し、ユーザー体験を向上させ、産業の成長を促進する、標準化されたプラットフォームを提供します。