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フランスの大手通信事業者がネットワークパートナーとしてアドゥナに参加し、ネットワークAPIを市場に開放

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本資料は2025年3月4日に発表された報道資料の抄訳です。

アドゥナ(Aduna)は、世界有数の通信事業者とエリクソンの共同事業として設立された画期的な合弁会社であり、本日、フランスの主要な通信事業者であるBouygues TelecomとFree(Iliad Group)がAdunaのネットワークパートナーとして参加することを発表しました。これは通信業界にとって重要な一歩となり、Orange(Adunaの初期パートナー)と共に、開発者による共通ネットワークAPIの導入と革新をグローバル規模で加速させることを目的としています。  

Press release
Mar 13, 2025 00:19 (GMT +00:00)
Developer working on a laptop outdoors.

この戦略的パートナーシップは、フランス国内およびその先の産業における新たなデジタルイノベーションの機会を解放する大きな一歩となります。

2024年9月に設立されたアドゥナは、新しいアプリケーションがどこでも、どのネットワークでも動作し、開発者がより迅速かつ容易にイノベーションを起こせるようにするための道を開くというビジョンのもと、ネットワークAPIをグローバルに組み合わせて販売しています。ネットワークAPIが通信業界にとって新たな機会の時代の中核となることで、開発者は容易にアクセスできる高度なネットワーク機能により、複数のセクターで新しいユースケースを開発できるようになります。

重要な節目として、セキュリティ強化とデジタルID検証を市場にもたらす最初の二つのネットワークAPIであるSIM SwapとKYC(Know Your Customer)が、上記のフランスのネットワーク事業者との契約締結後の2025年春に、フランスで開始される予定です。CAMARAフレームワーク上に構築されたこれらのAPIは、ほんの始まりにすぎません。計画されているロードマップには、より安全でデータドリブン型のソリューションを求める企業から高い需要がある主要な機能として、位置情報の検証と取得、ネットワーク知見、サービス品質などの高度な機能の追加が含まれています。

Bouygues Telecomの戦略・通信・開発責任者、Chrystel Abadie Truchet氏は次のように述べています。
「フランスの大手ネットワーク事業者がアドゥナと協力してネットワークAPIを立ち上げることは、フランス内外の通信業界全体に新たなデジタルイノベーションの機会を解放するための大きな一歩です。Bouygues Telecomは、FreeやOrangeなどの他の市場リーダーと共にこのプロジェクトに参加できることを誇りに思っており、この戦略的パートナーシップは、フランスと国外のデジタルトランスフォーメーションを推進する大きな可能性を秘めていると信じています」

Free – Iliad GroupのCTO、Rui Frazaoは次のように述べています。
「世界中の開発者やサービス事業者が5G SAとネットワークAPIにアクセスできるようにするアドゥナとのパートナーシップは、5G SAとネットワークAPIの導入を民主化し加速するというIliad Groupの戦略に沿ったものです」

Orange LiveNetのディレクター、Otilia Antonは次のように述べています。
「ネットワークAPIは、接続データを活用したパーソナライズされた安全なカスタマー体験のためのプログラマブルなネットワークへの道を開きます。アドゥナは、CAMARA APIへのグローバルなアクセスを簡素化する上で重要な役割を果たします。OrangeのAPIがAdunaで初めて商用公開され、ネットワークAPIのIDおよび不正防止ソリューションへのリーチと価値提案の強化に貢献できることを誇りに思います」

フランスの大手ネットワーク事業者は、フランスにおけるネットワークAPIの販売を通じて、Aduna経由でそれらが欧州と世界に広く導入される道を開き、世界のAPI経済におけるフランスのリーダーシップを強化しています。

アドゥナのCEO、アンソニー・バルトロ(Anthony Bartolo)CEOは次のように述べています。
「アドゥナは、その開発者プラットフォームプロバイダーを通じ、フランスの大手事業者による集約されたCAMARAベースのネットワークAPIへのアクセスを開発者に提供できることを、大変うれしく思っています。高度なネットワーク機能を開発者にとって利用し易くすることで、フランス全土の企業によるデジタルトランスフォーメーションを加速し、競争上の優位性を強化できるイノベーションを促進しています」

ミッションクリティカルなリアルタイム動画ネットワーキングおよびビジュアルコラボレーションソリューションの世界的な大手プロバイダーHaivisionの最高製品責任者、Jean-Marc Racineは次のように述べています。
「Haivisionは、ネットワークAPIによってセルラーネットワークを介した放送局のライブ配信を強化し充実させる方法について、主要な通信事業者と長年協力してきました。フランス国内外の市場で、統一されたCAMARAネットワークAPIを活用する機会を楽しみにしています」

ネットワークAPIとアドゥナの詳細についてはadunaglobal.comをご覧ください。

アドゥナについて

世界の複数の通信事業者とエリクソンの画期的な合弁会社であるAdunaは、世界中の開発者が共通のネットワークAPIを通じてネットワークを最大限に活用できるようにすることで、イノベーションを加速することに専念しています。Adunaのパートナーには、América Móvil、AT&T、Bharti Airtel、Deutsche Telekom、e&、KDDI、Orange、Reliance Jio、Singtel、Telefonica、Telstra、T-Mobile、Verizon、Vodafoneが含まれます。Adunaの開発者パートナープラットフォームにはGoogle Cloud、Infobip、Sinch、Vonageが含まれます。GSMAとLinux Foundationが推進するCAMARAオープンソースプロジェクトに基づく統合プラットフォームの下、Adunaは世界中の通信事業者のネットワークAPIを組み合わせることで、共創を促進し、ユーザー体験を向上させ、産業の成長を促進する、標準化されたプラットフォームを提供します。