エリクソンとテレフォニカ、オープンRANアーキテクチャーベースのクラウドRANの進化に関する覚書に合意

エリクソン（NASDAQ:ERIC）とテレフォニカは、エリクソンのクラウドRANアーキテクチャーをベースにオープン化が進むネットワークの導入を加速するためのMoU（Memorandum of Understanding）を取り交わしました。

テレフォニカとエリクソンは、クラウドエコシステムのベストプラクティスに沿ったアプローチを採用し、高度に自動化されたクラウドRAN（Radio Access Network）サイトの展開方法も模索します。これにはRIC（RAN Intelligent Controller）およびSMO（Service Management and Orchestration）アーキテクチャーでrAppsを活用し、RANソリューションを強化することが含まれます。

テレフォニカ・グローバルCTIOのエンリケ・ブランコ（Enrique Blanco）氏は次のように述べています。「エリクソンと協力できることをうれしく思います。。今回の協力を通じて両組織の長所を結集することで、最先端の仮想化技術とクラウド技術を活用できるようになります。ソフトウェアベースのネットワーク運用への移行と、分離されたオープンなネットワークアーキテクチャーへの進化によって柔軟性が向上し、新しいネットワークアーキテクチャーとモデルが実現されることで、イノベーションが促進されるはずです」

エリクソンのクラウドRANは、マクロネットワークを構築して企業向けアプリケーションを拡大する通信事業者に大きな機会を提供します。

エリクソンの上席副社長兼ネットワークサービス部門総責任者のフレドリック・イェドリング（Fredrik Jejdling）は次のように述べています。「テレフォニカとの今回の協力は、クラウドネイティブのオープンネットワークの開発と展開を加速することを目的としたものです。標準化されたAPIを介して新しい機能を公開することでオープンなイノベーションのエコシステムが実現され、ネットワークの価値についての新しい考え方を取り入れることが可能になります。O-RAN Allianceの最新の開発により、オープンRAN標準で高性能ネットワークを大規模に構築できます」

世界規模の接続のために標準化されたオープンなアーキテクチャーをベースとするエリクソンのクラウドRANは、展開済みのエリクソン無線システムのポートフォリオと完全な互換性があり、所有するネットワークを自身が選んだアーキテクチャーに進化させたい事業者にとって有用です。

テレフォニカについて

テレフォニカは世界最大の通信事業者の一つです。テレフォニカは固定およびモバイル接続に加え、住宅および企業顧客向けに幅広いデジタルサービスを提供しています。3億8,300万人以上の顧客を抱えるテレフォニカは欧州とラテンアメリカで事業を展開しています。テレフォニカは100%上場企業であり、その株式はスペイン、ニューヨーク、リマの株式市場で取引されています。www.telefonica.com

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