テルストラ、エリクソンのクラウドRAN技術により商用網初の5Gデータ通話を実現
本資料は2022年12月12日に発表された報道資料の抄訳です。
テルストラとエリクソン(NASDAQ:ERIC)は本日、テルストラの商用ネットワークにおいて、エリクソンのクラウドRANによる5Gデータ通話を初めて実施したことを発表しました。
オーストラリアのクイーンズランド州ゴールドコーストで行われているこの画期的な技術トライアルは、エリクソンのクラウドRAN(Radio Access Network)仮想化技術が南半球の商用ネットワークで試用された初めての例となります。
エリクソンのCloud RANソリューションは、RANベースバンドをCU(Centralized Unit)およびDU(Distributed Unit)向けのクラウドネイティブネットワーク機能として仮想化するものです。RANベースバンドの仮想化により、テルストラは柔軟性の向上、サービス提供の迅速化、ネットワーク運用の効率化を実現します。
エリクソンのクラウドRAN技術を導入したテルストラは、CUのみを集中化してDUを基地局サイトに残すのではなく、CUとDUのベースバンド機能の両方を集中化するアーキテクチャーを採用しています。CUとDUの両機能をテルストラのローカル交換機やデータセンターなどの中央サイトに配置することで、テルストラは、コストと容量の改善につながるコンピュートリソースのより効率的な利用を実現します。
テルストラが導入した集中型クラウドRANアーキテクチャーは、最近発表されたエリクソンのEricsson Router 6673をベースにした業界最先端のパケットフロントホール技術の世界初の商用ネットワーク展開によって実現されています。パケットフロントホールテクノロジーにより、eCPRI(enhanced CPRI)を使って既存の基地局を集中型クラウドRANソリューションに接続できます。eCPRIは帯域幅効率が高く、無線情報をイーサネットベースの形式に配置することで、クラウドRAN CUおよびDUベースバンド機能を実行するクラウドインフラに簡単に接続できます。テルストラにとっては、仮想化されたベースバンド機能を集中管理することで、経済性がさらに高まります。
テルストラのCloud RAN商用ネットワーク試験のもう一つのユニークな点は、エリクソンのCNIS(Cloud Native Infrastructure Solution)上にクラウドRANソリューションを初めて展開したことです。これは、中央データセンターとエッジの両方でクラウドネイティブ5Gアプリケーションをホストするために特別に最適化した、ベアメタルインフラです。システム検証済みのソリューションとしてCNIS上で動作するエリクソンのクラウドRANを組み合わせることで、テルストラの導入、運用リスクを低減し、顧客に対して最高のモバイルネットワーク性能を保証します。
テルストラのネットワーク&インフラ担当責任者、イスクラ・ニコロヴァ(Iskra Nikolova)氏は次のように話しています。「テルストラとエリクソンの継続的なパートナーシップは、エリクソンの業界最先端のクラウドRAN技術を採用したテルストラの商用ネットワーク上における最初の5GクラウドRANデータ通話によって、今週また新たなマイルストーンに到達しました。この成果は、エリクソンのクラウドRAN技術の幅広い展開への道を開くものであり、これによりオーストラリア全土のテルストラのお客様は、5Gのメリットを最大限に享受できるようになります」
エリクソンのオーストラリア・ニュージーランド地域の責任者であるエミリオ・ロメオ(Emilio Romeo)は、次のように話しています。「エリクソンのクラウドRAN技術は、5G-as-a-serviceベースのアーキテクチャーを実現する重要な技術であり、ネットワークインフラの仮想化と自動化の普及に向けたテルストラの取り組みを支えるものです。エリクソンとテルストラの継続的なパートナーシップによって実現したこのオーストラリア初のクラウドRANトライアルは、業界をリードするイノベーションを実証し、オーストラリア最大のモバイルネットワークの変革における次のステップを示すものです」
参考情報:
エリクソンのクラウドRANは、RANのベースバンドコンピュート機能を処理するクラウドネイティブのソフトウェアソリューションです。クラウドRANは、通信サービス事業者がネットワークの柔軟性を高め、サービスを迅速に提供し、拡張性を高めるうえで有力な選択肢となります。世界最大容量のクラウドRANを目指すエリクソンのクラウドRANは、現在、5Gミッドバンドのサポートと、組み合わせたフットプリントで高性能を実現するクラウドRANで強化されています。
エリクソンのCloud Native Infrastructure Solutionソリューションは、仮想化レイヤーを必要とせず、ベアメタルサーバー上にCaaS(Containers as a Service)を展開する機能を提供し、自動化と性能の向上に加え、より高い効率性を実現します。CNISは、CNCF認定のCaaSであるEricsson Cloud Container Distribution、効率的なハードウェア管理を実現するEricsson Software Defined Infrastructure、標準化されたワークフローによるアプリケーションオーケストレーションを可能にするOMC(Operations Management for Cloud Infrastructure)とE-VNFM(Enhanced VNF Manager)をベースに採用しています。
関連リンク:
Ericsson and Telstra achieve world first packet fronthaul commercial deployment - Ericsson
Ericsson Cloud Native Infrastructure Solution
エリクソンについて
エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信サービスプロバイダーをお手伝いします。ネットワーク、クラウドソフトウェアおよびサービス、エンタープライズ・ワイヤレス・ソリューション、テクノロジーおよび新しいビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘をお手伝いします。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。www.ericsson.com
テルストラについて
テルストラはオーストラリアの大手通信・テクノロジー企業で、あらゆる通信サービスを提供し、すべての通信市場で競争しています。 テルストラのパーパスは、誰もが成功できるように、つながった未来を築くことです。www.telstra.com.au