TPG Telecom、エリクソンの新機能でソフトウェアとセキュリティのアップデートを自動化

TPG Telecomはネットワーク装置パートナーのエリクソンと協力し、エリクソンのデュアルモード5Gコア機能に、自動化されたISSU（In-Service Software Upgrade）機能を実装することに成功し、5Gコアとクラウドネイティブテクノロジーにおいて、新たなアーキテクチャーによるソフトウェア自動化のアプローチを確立しました。このアップグレードはTPG Telecomに、新しいネットワーク機能のアップデートを迅速に開始し、コアネットワーク内のフローの応答性と実行時間をエンドツーエンドで大幅に改善する柔軟性をもたらします。

今回のアップグレードは、新たなセキュリティと信頼性の機能を含むサービス強化をより迅速かつ安定した方法で提供可能にします。TPG Telecomの利用者にとっては中断が少なくなり、ネットワークの性能が向上することを意味します。

従来のネットワークアップグレードのメカニズムと比べて、TPGによる本機能の最初の導入対象となるISSU実装は、ソフトウェアアップグレードの実行時間を70%短縮します。またアップグレード実行時に社外のサプライヤーの支援を得る必要がなくなります。

TPG Telecom のコアネットワークアプリケーション担当ゼネラルマネージャー、クリントン・フィック（Clinton Fick）氏は次のように述べています。

「これはオーストラリアで最も革新的で先進的なモバイルネットワークの構築を続けているTPG Telecomのデジタルトランスフォーメーションにおいて、重要な到達点です。革新的な自動化テクノロジーの活用により、ネットワークの性能と顧客体験を向上させると同時に、セキュリティと信頼性を高めることができます。自動化によりネットワークの効率が向上すると同時に、従業員がイノベーションと他の重要なネットワーク領域への投資に時間を充てることができるようになりました」

エリクソンのオーストラリア&ニュージーランド地域責任者、エミリオ・ロメオ（Emilio Romeo）は次のように述べています。
「TPG Telecomと協力し、エリクソンのデュアルモード5Gコアが実現する自動化ISSU機能の実装の成功を発表できたことをうれしく思います。今回達成したことはソフトウェアの自動化における大きな転換であるだけでなく、ネットワーク管理における機敏性と効率性の新時代の到来を告げるものでもあります」

 

エリクソンについて
エリクソンの高性能なネットワークは、毎日何十億人もの人々にコネクティビティを提供しています。エリクソンは150年近くにわたり通信テクノロジー開発のパイオニアであり続け、通信事業者や企業にモバイル通信とコネクティビティのソリューションを提案しています。お客様やパートナーとともに、エリクソンは未来のデジタルな世界を実現します。
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TPG TELECOMについて
TPG Telecom Limited（旧Vodafone Hutchison Australia Limited）は、2020年6月30日にオーストラリア証券取引所に上場しました。2020年7月13日にこの新規上場企業はTPG Corporation Limited（旧称TPG Telecom）と合併し、オーストラリアの通信大手2社のリソースを統合した最大手のチャレンジャーである総合通信事業者が誕生しました。TPG TelecomはVodafone、TPG、iiNet、AAPT、Internode、Lebara、felixなど、オーストラリアで最も愛されている多くのブランドを所有しています。
https://www.tpgtelecom.com.au/