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5Gスタンドアロンのローンチ戦略: ネットワークのアップグレードを超えて

顧客中心の5Gスタンドアロン展開戦略の探求

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BTグループは独自のネットワーク資産を活用し、ユーザー体験を中心に据えた5Gスタンドアロン(SA)の展開を実現しました。これによりユーザー体験が向上し、市場開拓戦略も刷新されました。

主な知見

体験重視のローンチに取り組み、ミッドバンドとローバンドのキャリアアグリゲーションによる95%の5G SAカバレッジを実現。顧客が違いを実感できるようになりました。

ネットワークスライシングなどの新機能を導入し、シームレスな決済からデジタルトランスフォーメーションに至るまで、企業に信頼性の高い接続性を提供しています。

スタジアムなどでの接続性向上によりデータ消費が増加し、新たな、より優れたユーザー体験が実現しました  

BTグループは英国市場における強力なポジションと独自のネットワーク資産を活かし、5G SAで屋外カバレッジをリードし、Wi-Fi 7による全国数百万カ所の公共Wi-Fiホットスポットで屋内接続もリードしています。もはや単に「つながる」だけでは不十分であり、BTグループの顧客は、望むように暮らし、働き、遊ぶための高品質かつ信頼性の高い接続性を求めています。この「最高のネットワーク体験構築」へのこだわりは、BTグループのモバイルブランドEEが、過去11年連続で第三者による英国外部ベンチマークで1位を獲得していることにも表れています。1

BTグループは5G SAのローンチで、顧客に提供する性能面のメリットについて明確な期待を持っていました。これには、低遅延・高音声品質、信頼性と容量の向上、特定エリアでの屋内カバレッジ強化、ネットワークセキュリティの強化などが含まれます。BTグループは、固定とモバイルのパッケージにとどまらず、5G SA、Wi-Fi 7、公共ホットスポットを活用し、よりスマートでシームレスな接続体験を顧客に提供する新たな方法を模索しています。

BT Group logo

本記事は、英国の主要固定・移動体通信事業者であるBTグループの協力のもと執筆されました。

体験重視のローンチ戦略

顧客体験を最優先とした今回のローンチでは、初日から一貫して信頼性が高く、強化されたネットワーク体験を提供するため、厳格な性能基準が設定されました。目標は、発表前にすべての5G SAエリアで95%以上の屋外カバレッジを達成することでした。このような「5Gの真価を実感できるネットワーク」を構築するため、コアネットワークの整備だけでなく、いくつかの重要な取り組みが行われました。新たな5G SAユースケースを実現するための柔軟性と拡張性を備えたコンバージドクラウドコアの構築が出発点となり、さらに大半の拠点でミッドバンドとローバンドのキャリアアグリゲーションを導入。2025年3月末時点で、英国50の主要都市で2,800万人以上が5G SAネットワークを利用可能となり、人口の40%超をカバーしています。これにより95%超の屋外カバレッジという目標も達成され、5G SAの利便性を安定して享受できるようになりました。

 

測定可能な改善

測定可能な改善を実現するための戦略の一環として、5G SAが導入されたエリアでは6つの周波数キャリアが利用可能となり、ほとんどのサイトでキャリアアグリゲーションが活用されました。ローンチのタイミングは、5G SA対応デバイスの普及が進み、より多くのユーザーがネットワークのアップグレードを利用しやすくなる時期に意図的に合わせて設定されました。これにより、多くのユーザーが次世代端末で、駅や主要なスタジアムといった混雑した場所でも顕著な性能向上を体験できるようになりました。BTグループはローンチに先立ち、大手ブランドとの強固なパートナーシップを確立し、顧客が主要なハイエンドデバイスやアプリケーションで最良のネットワーク体験を享受できるようにしました。

アップロード需要が増加する中で、キャリアアグリゲーションは信頼性と高性能を確保するための重要な技術です。商用5G SAネットワーク上での2キャリアアップリンクの試験も実を結び始めており、最新デバイスを使用する顧客は、より優れたモバイル体験を享受しています。最終的に5G SAとキャリアアグリゲーションの組み合わせは、セキュリティ・信頼性・容量のさらなる向上により、5Gが持つ本来の可能性を実現します。これは特に混雑した場所やピーク時において効果を発揮し、消費者は求める品質の体験を得ることができます。

図17:2025年3月31日のローンチ時点で5G SAが利用可能だった都市

map graphic
Map of the UK showing the 50 cities that BT has launched 5G standalone, as of March 2025. 1. Phase one, launching 5G standalone in September 2024, covered these cities: Bath, Belfast, Birmingham, Bradford, Bristol, Cardiff, Edinburgh, Glasgow, Hull, Leeds, Leicester, Liverpool, London, Manchester, Sheffield. 2. Phase two, launching 5G standalone in December 2024, covered these cities: Ashton-Under-Lyne, Barrow-in-Furness, Barry, Birkenhead, Bury, Coventry, Dudley, Dundee, Newport, Nottingham, St Helens, Stockport, Swansea, Weston Super Mare, Wigan, Wolverhampton. 3. Phase three, launching 5G standalone in March 2025, covered these cities: Altrincham, Blackburn, Bridgend, Caerphilly, Corby, Cwmbran, Doncaster, Exeter, Huddersfield, Hyde, Middlesbrough, Milton Keynes, Port Talbot, Rotherham, Sale, Sunderland, Wakefield, Walkden, Wilmslow.

Phase one, September 2024
 Phase two, December 2024
 Phase three, March 2025

1. Altrincham
2. Ashton-under-Lyne
3. Barrow-in-Furness
4. Barry
5. Bath
6. Belfast
7. Birkenhead
8. Birmingham
9. Blackburn
10. Bradford
11. Bridgend
12. Bristol
13. Bury
14. Caerphilly
15. Cardiff
16. Corby
17. Coventry
18. Cwmbran
19. Doncaster
20. Dudley
21. Dundee
22. Edinburgh
23. Exeter
24. Glasgow
25. Huddersfield
26. Hull
27. Hyde
28. Leeds
29. Leicester
30. Liverpool
31. London
32. Manchester
33. Middlesbrough
34. Milton Keynes
35. Newport
36. Nottingham
37. Port Talbot
38. Rotherham
39. Sale
40. Sheffield
41. St Helens
42. Stockport
43. Sunderland
44. Swansea
45. Wakefield
46. Walkden
47. Weston-super-Mare
48. Wigan
49. Wilmslow
50. Wolverhampton

「今年で20年目を迎えるLavery'sはベルファストのクリスマスマーケットの代名詞であり、この街そのものの象徴です。キャッシュレス取引の進展により、高速で信頼性の高いモバイル決済のニーズはますます高まりました。BTグループのネットワークスライシング機能は、これまで以上に迅速に取引を完了できるだけでなく、混雑時でもお客様の満足度を維持し、行列がスムーズに流れるようにするために必要な専用のモバイル容量を提供することで、大きな安心感を与えてくれます」

Bernard Lavery, Director, Lavery’s

図17が示す通り、BTグループの5G SA展開のフェーズ1は、英国で最も人口の多い主要15都市で行われました。これらの都市には、高密度の5G SAネットワークによって強化されたハイエンドデバイスを持ち、さまざまな高品質のサービスを活用できる多くの潜在的顧客が存在します。その後、フェーズ2・3ではクラスタリング戦略を用いて周辺都市や町へ展開し、5G SAおよびハイエンドデバイスの普及を促進することでユーザー体験の向上を目指しています。2025年3月時点で、5G SAネットワークの人口カバレッジは40%を超えています。

ネットワークへの投資を経て、5G SAは現在、EEの最新デバイス向けサービスパッケージの一部として提供されており、最大で4Gの10倍の速度などが訴求されています。しかし、ローンチ戦略の主眼はここにはなく、混雑した場所でのユーザー体験の向上や、速度向上とともにアップリンクのメリットを強調することにありました。

EEは初期の5G導入時、カバレッジが不十分で消費者の期待に応えきれなかったという業界の課題から学びを得ました。今回のローンチでは、都市人口の95%カバレッジを基準としたネットワーク展開と体験重視の市場戦略を連動させることで、顧客の期待とネットワーク能力の一致を実現しました。ローンチ後数か月にわたりネットワークは継続的に監視され、信頼性と通信速度の双方でNPS(ネット・プロモーター・スコア)は10点満点中8点前後という高水準を安定して維持できていることが確認されました。

体験の向上

コンテンツのライブストリーミング、オンラインゲーム、ビデオ通話、リアルタイムアプリケーションの利用が広がる中で、高速なアップリンク速度への需要がますます高まっています。BTグループのネットワークは、消費者の体験向上だけでなく、信頼性の高い接続で企業のビジネス活動やデジタルトランスフォーメーションプロジェクトも支えています。こうした利便性は、ネットワーク自体の性能向上と、サービスプロバイダーが同一インフラ上で複数レベルの接続サービスを生成し、アプリケーションの要件に合わせた接続性を提供できるネットワークスライシングなど、新たな機能によって実現されています。

北アイルランドのクリスマスシーズンには、ベルファストのクリスマスマーケットでネットワークスライシングが活用され、決済端末に予測可能で信頼性の高い接続が提供されました。ベルファスト最古の家族経営パブであるLavery'sは100年以上にわたり街の社交の中心であり、クリスマスマーケットは過去20年間、同店にとって最も重要なイベントの一つです。Lavery'sのビールテントは特に人気のアトラクションで、年間120万人もの来場者が訪れるため、迅速かつ信頼性の高いモバイル決済が不可欠です。

コネクテッドスタジアム

カップ戦最終戦となる5月の週末は、イングランド男女サッカーのシーズン最終日です。今年はウェンブリースタジアムの接続性が5G SAによって新たなレベルに引き上げられました。強化された接続のもと、2025年の5Gトラフィックは2024年比で約31%増加し、2.3TB超のデータがやり取りされました。両試合でアップリンクトラフィックの割合は約23%、その量は約46%増加しています。これはアップリンクの重要性が高まっていることを示すと同時に、今後はネットワーク設計や容量計画を見直し、変化するニーズに柔軟に対応する必要があることを示しています。会場ではユーザー体験の向上に加え、選手と入場するマスコットキッズが装着するカメラの映像を保護者がより身近に体験できるよう、ネットワークスライシングの実証試験も行われました。こうした取り組みは、イベントの運営を支え、来場者の体験をさらに高めるための一環です。

新たな体験の実現

5G SAネットワークの構築は、現時点でのユーザー体験向上だけでなく、BTグループの次世代AI活用ネットワーク基盤の確立にもつながります。これにより、より高い応答性が実現し、将来のデバイスが最適なパフォーマンスを発揮できるようになります。5G SAは次世代の接続体験を支える土台であり、超低遅延・大容量・高セキュリティによって、現在の顧客に高い信頼性を提供すると同時に、今後のサービスやアプリケーションの多様なニーズにも応えられるプラットフォームとなります。

BTグループにとってネットワークへの投資は極めて重要です。同社は、将来のネットワークが単に「最速で最も信頼性の高い接続」を提供するだけにとどまらず、次世代のデバイスやアプリケーションを通じて顧客がより多くのことを実現できるよう支える存在になると考えています。その一例が生成AIです。現在、大手デバイスメーカーはAIアプリケーションを内蔵した新型スマートフォンを次々と発売しており、スマートグラスの登場も間近に迫っています。これらのサービスが進化するにつれ、ネットワークがクラウドへの超高速かつシームレスな接続を支える基盤となり、最高のパーソナルAI体験を可能にするでしょう。BTグループが目指すのは、プログラマブルなネットワークの構築です。これにより、ネットワークリソースを新しいアプリケーションのニーズに応じて、必要な時に必要な場所へオンデマンドで割り当て可能にします。また、ネットワークAPIを通じてネットワーク機能を顧客に公開し、既存および新規両方のアプリケーションの開発と高度化を支援していきます。

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