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エリクソンCEOボリエ・エクホルム、5Gの価値を最大限に引き出す方法を語る

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  • 通信事業者は高性能でプログラム可能なネットワークにより、進化するモバイルファーストの世界で5Gのメリットを最大限に引き出すことが可能
  • 5Gのイノベーションの力を解放することが、世界の開発者コミュニティがクラウドとAIを活用したDXをサポートするために役立つ
*本ブログは2024年2月26日投稿の英語版の抄訳です。

President & CEO of Ericsson

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#NetworkAPIs #5GRAN

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エリクソンは、自社のビジネスだけでなく産業全体を再定義しています。

今後5年から10年の間に、エネルギーの転換、サプライチェーンの強靭化、ネットゼロ排出、産業自動化などの主要なトレンドが加速することでしょう。これらの発展をサポートするのは、クラウドとAI(Artificial Intelligence)を組み合わせたモバイルファーストの世界です。

モバイルファーストの世界を全面的に活用するには、高性能でプログラム可能な完全に自動化されたネットワークをグローバルに構築し、人々がネットワークの機能にアクセスして利用する方法に革命をもたらすために協力する必要があります。エリクソンはこの開発をリードし、お客様がオープンな世界で先行し成功するための道を切り開いています。

オープンでクラウドネイティブなネットワークが重要な理由

産業界が垂直統合型のネットワークから脱却し始めている中、私たちはネットワークの構築方法を変革しています。ロンドンで開催されたMWCのプレブリーフィングでは、高性能で持続可能かつオープンなネットワークを展開するための12の新しいハードウェアおよびソフトウェアソリューションを含む無線ポートフォリオの大幅な強化を発表しました。

Open RANに対応した強化された無線ラインアップにより、クラウド化を進めるお客様はニーズに合ったアーキテクチャーを選択できます。幅広いポートフォリオを備えたエリクソンには、お客様の出発点に応じてネットワークの進化をサポートする準備があります。実際にオープン標準に対応した無線機をすでに約100万台出荷しています。

従来の垂直型から水平型のネットワークアーキテクチャーへの継続的な移行により、お客様はさまざまなタイミングでネットワークのさまざまな部分に優先的に投資できます。さらに自動化とAIを活用することで、総所有コストを削減すると同時に、ネットワークを収益化する新しい手段を見出すこともできます。

2023年末には5年間で140億米ドルという歴史的な契約をAT&Tと締結しました。AT&Tのネットワークを最新化して高性能でプログラム可能なオープンなネットワークに変革することで、通信業界における戦略的転換を推進します。この契約はエリクソンのテクノロジーリーダーシップへの信任投票であり、どのようにオープンネットワークがより通信業界の中心となっていくのかを示すものです。

詳細については、AT&T Network上席副社長クリス・サンバー(Chris Sambar)氏のビデオインタビューをご覧ください。

価値を獲得する方法を再定義するCSPを支援

高性能でプログラム可能なネットワークにより、ネットワークをイノベーションのプラットフォームに変える機会があります。私たちはオープンネットワークのAPI(Application Programming Interfaces)を通じて、高度な5Gネットワーク機能を世界中の開発者コミュニティに提供することで、この変化を推進しています。

アプリケーション開発者はネットワークAPIを使い、サービス品質、速度、遅延特性、位置などの特定のネットワークリソースを呼び出すことができます。私たちが目指しているのは、何百万人もの開発者が5Gテクノロジーを使ってキラーアプリの実験、革新、構築を行うことです。私たちは開発者によるネットワークAPIの使い方を学び、また5Gで可能なことについて開発者を啓蒙する機会を望んでいます。

開発者は、モバイル接続市場を消費者市場の先に拡大し、イノベーションと収益のネットワーク効果を生み出す上で、最重要のプレイヤーの一部です。ネットワークAPIを使うことでより多くのユーザーがネットワークに引き付けられ、CSPの収益が増加します。これによってより多くのCSPがより多くのAPIを利用可能にし、ネットワークの利用がさらに促進されます。

この「ネットワーク効果」こそが、プラットフォームビジネスが飛躍的に成長する理由です。プラットフォーム全体の価値は新しいCSP、開発者、APIが増えるごとに高まります。

これがVonageを買収した理由の一つです。Vonageはプラットフォーム技術、CPaaS(Communications Platform as a Service)、事実上の開発者コミュニティを提供し、Ericsson Global Network Platformの基盤となります。

数年前にネットワークAPIについて話し始めたとき、通信業界のほとんどの人は私たちが何を語っているのか理解していませんでした。APIは現在、ほとんどの業界の話題の中心となっています。

昨年9月にはドイツテレコムと初の商用パートナーシップを締結し、エリクソンのプラットフォームを使って開発者や企業に通信およびネットワークAPIを提供することを発表しました。これはデジタルの未来に向けた大きな第一歩です。開発者や企業がネットワークの高度な機能に容易にアクセスし、まったく新しいユースケースを開発できるようになります。

最近ではベライゾンAT&Tの両社が、Vonageプラットフォームに独自のネットワークAPIを導入し、世界中の開発者向けの新しいネットワークAPIの開発で協力する意向を発表しました。VonageはまたAWS(Amazon Web Services)との提携を発表しました。AWS Marketplaceを通じ、何百万人ものAWS開発者に向けて、不正防止ソリューションを含む新しいソリューションの提供を加速します。

今こそデジタルを全面的に再発明する時

モバイルワールドコングレスは、私たちのソリューションと思想のリーダーシップを披露する絶好の機会です。これまでは移動体通信事業者のみにフォーカスしてきました。新しいポートフォリオで、エリクソンは戦略に沿ってフォーカスを広げています。

ICT業界全体にとって利害関係は大きく、早期に動き出した者が将来の雇用を創出し、後発者は遅れをとります。この業界で発展のカギを握るのが開発者です。開発者は私たちがこれまでに見たことのない方法でイノベーションを推進しようとしています。しかしそれを実現するには、5Gが提供する高性能の機能に開発者がアクセスする必要があります。

オープンワールドへの取り組みをリードするエリクソンは、ネットワークの展開、運用、収益化、消費の方法を変革しています。ネットワークAPIの新たな市場を創出し、セルラー接続の利用を拡大しています。これらはすべて、業界をリードするエリクソンのモバイルネットワークに関する技術と知識の上に成り立っています。

デジタルの未来は到来します。それがいつどこに最初に到来するかだけの問題です。一緒に未来を作りましょう!

バルセロナで開催されるモバイルワールドコングレスで5Gを深く掘り下げるチャンスをどうぞお見逃しなく

以下の詳細についてご紹介しています。

  • APIでネットワークプラットフォームを何百万人ものアプリケーション開発者のために活用する方法
  • オープンでプログラム可能でインテリジェントな未来のネットワークの開発
  • 物理領域とデジタル領域を結ぶ没入型の6G時代
  • 企業向け5Gを安全でどこでも利用可能なものにする

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