エリクソン、5Gのコンセプトを適用して4G LTEスマートフォンの通信速度を最大50%増強
- エリクソン、5GのUltra-Lean Designを見据えた独自のLean Designコンセプトを4G LTE網に初めて導入
- 現在のデバイスにおける下りリンクデータ通信速度を最大50%増強するEricsson Lean Carrier
- 新しい256 QAM(Quadrature Amplitude Modulation)符号化が利用できる時間を最大280%に増大すことによって、その恩恵を屋外マクロ環境に拡張
5Gの仕様はまだ標準化が開始されていないものの、この中には、消費電力削減と、想定される新しい5Gスペクトルにおいて必要となる高密度化を実現するために、シグナリングのスキームを改善するUltra-Lean Designが採用されることは明確です。エリクソン (NASDAQ:ERIC) が独自に開発したEricsson Lean Carrierは5Gへのさきがけとなる技術であり、4G LTEにセル間のシグナリングによる干渉を抑制する対策としてLean Designの コンセプトを初めて導入し、ユーザーのデータ通信速度とアプリカバレッジを改善します。

5Gのコンセプトを現在のLTEに適用するEricsson Lean Carrier
Ericsson Lean Carrierは、エリクソンとSK Telecomが都市部、郊外、ルーラルエリアに展開したSKTの商用ネットワーク上の数千のセルで稼動しています。大規模展開では、ユーザーの下りリンクデータ通信速度が最大で50%、ネットワーク全体の平均で約10%向上します。
SK Telecomシニアバイスプレジデント兼ネットワーク技術R&Dセンター所長のパク・ジンヒョ (Park Jin-hyo) 氏は、次のように述べています。「LTE基地局におけるこの技術の商用化によってセルエッジにおける性能とユーザーエクスペリエンスの強化が期待できます。SK Telecomは将来も引き続きLTE関連の新技術を導入し、ネットワークの進化を推進していきます」
Ericsson Lean Carrierは干渉を低減して新しい256 QAM (Quadrature Amplitude Modulation) 高次変調が利用できるエリアを広げることで、高い平均データ通信速度を屋外マクロ環境にも拡張できます。Ericsson Lean Carrierは256 QAMの使用頻度を最大で280%増加させます。
セル間干渉の低減とネットワーク性能の向上を同時に実現するにはイノベーションが必要です。エリクソンのLTEベースバンド・ハードウェアの優れた性能と柔軟性をインテリジェント・ソフトウェア・スケジューリング・アルゴリズムと組み合わせたEricsson Lean Carrierは、将来の5Gシステムを見越して開発中のデザインコンセプトを現在の4G LTE ネットワークに適用しています。Ericsson Lean Carrierは、優れたネットワーク性能の実現に必要とされる参照信号を削減するかそのレベルを引き下げて、4G LTEネットワーク全体にわたって下りデータ通信速度の改善をもたらし、特にセルが重複するエリアにおいて最大の性能向上を実現します。
エリクソンのLTE部門総責任者パー・ナルビンガー (Per Narvinger) は、次のように述べています。「LTEは誕生した2008年の時点では単純で強力な技術でしたが、それ以降様々なインテリジェンスを加えました。シグナリングを最大限利用すると、不必要なセル間干渉が発生して性能に限界が生じます。高性能ネットワークに関する知見を活用し、5Gを想定した技術を先取りすることで、私たちは今日の4G LTEネットワーク上のシグナリングを最適化する革新的なソリューションの開発に成功しました。 Ericsson Lean Carrierへのソフトウェア・アップグレードを行ったネットワークは、より良いユーザーエクスペリエンスを提供できます。5Gのスモールセル・アーキテクチャへの移行の段階にある現在、エリクソンはシグナリング干渉対策を通じて、2020年に求められる要件を満たす方向へ着実に前進しています」
通信事業者は、より良いユーザーエクスペリエンスを効率的に提供する先進的な符号化ス キームの採用を始めています。しかし新しい256 QAM高次変調では、下りデータ通信速度を改善するためにきれいな無線信号が必要となります。Ericsson Lean Carrierは干渉を低減することで、LTEシステムが64 QAMと256 QAMの符号化スキームを利用できる時間を増やします。
Ericsson Lean Carrierは現在のエリクソンのLTEネットワークで実装可能であり、あらゆるLTEデバイスと相互接続性があるソリューションです。
5Gは、今日のLTE技術の進化版と、より高い周波数帯で主に使われる新しい無線アクセス技術の両方を包含するコンセプトです。こうした高い周波数帯ではセルのサイズが小さくなるので、不要な送信をできる限り減らすことがますます重要になります。これが5GのUltra-Lean Designの基本原理です。Ericsson Lean Carrierは、今日のLTEネットワークのユーザーと事業者に明確な利益をもたらすと共に、5Gに至るために重要なマイルストーンを達成するイノベーションなのです。
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180カ国で事業を展開し、11万5000人を超える社員を擁するエリクソンは、グローバルな事業規模と、テクノロジーおよびサービスにおけるリーダーシップを備えています。エリクソンは今日、25億人を超えるエンドユーザーへのサービスをサポートしています。世界のモバイルトラフィックの40%以上がエリクソンの提供するネットワークを利用しています。エリクソンは、我々のソリューションとそれらを活用するお客様が常に時代の最先端にいられるよう、研究開発への投資を行っています。
エリクソンは1876年に設立され、本社所在地はスウェーデンのストックホルムです。2014年の売上高は331億USドル (2,280億SEK)です。エリクソンは、NASDAQ OMXストックホルム およびNASDAQニューヨーク証券取引所に上場しています。
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