エリクソンとクアルコム、39 GHz帯で3GPP準拠の5Gデータ通信を実現
エリクソンとクアルコムテクノロジーズは、39GHzミリ波帯上で携帯フォームファクターのデバイスを使用したノンスタンドアローン(NSA) の無線5G New Radio (NR) データ通信のラボ試験に成功し、5G技術の商用運用に向けた準備が整っていることをさらに実証しました。
この画期的なダウンリンクのデータ呼は、9月6日、スウェーデン、シスタのエリクソンラボで実現し、商用展開の準備が整っている周波数帯に新たなミリ波周波数帯が加わることになりました。
このマルチベンダーのIoDT(Interoperability Development Testing:相互運用性開発試験) は、消費者への5Gサービスの提供を目指している先行通信事業者にとっては、重要なマイルストーンとなります。新しい高周波数帯上で接続することは、高データレートと超低遅延を提供する上での5Gの重要な構成要素の一つです。
今回のデモは、スマートフォンのフォームファクターのモバイル試験端末を使用した5G NR呼で、3GPP Rel-15仕様に準拠しています。この無線空間の呼は、NSAモードで39GHzのミリ波帯上で実施されました。
今回のラボにおけるデモでは5G NR無線機AIR5331およびベースバンド製品を含むエリクソンの商用5Gハードウェアと、Qualcomm Snapdragon X50 5GモデムとRFサブシステムが統合されたモバイル試験端末が使用されました。
エリクソンの上席副社長兼ネットワーク事業部門総責任者のフレドリック・イェドリング (Fredrik Jejdling) は次のように述べています。「本日実施したクアルコムテクノロジーズとのデータ通信の共同デモは、5Gエコシステム構築の重要性を示しています。また私たちは新しいミリ波帯で相互運用性試験を実施し、当社のお客様には広範な展開オプション、消費者には高速化を提供することで商用5Gに向けて前進しています」
クアルコムの社長であるクリスティアーノ・アモン(Cristiano Amon)氏 は次のように述べています。「スマートフォン向けにミリ波帯を利用することは、多くの人たちが不可能な挑戦であると見なしてきましたが、今回のデモは、私たちが順調に消費者の皆様に画期的な5Gミリ波の体感をもたらす方向に向かっていることを実証しました。今までは5Gの喧伝ばかりが広まっていましたが、今回のデモで革新的5Gは現実であること、そしてすぐそこまで来ていることが立証されました。今回成功した実験呼は、当社の継続的イノベーションとエリクソンとの連携の証です。2019年早期の5Gネットワークおよびモバイル端末の商用化に向けて前進する中、今後業界をリードするさらなるマイルストーンを楽しみにしています」
今回のラボでのデータ呼は、2017年12月に、エリクソン、クアルコムおよび他の数社の通信事業者が3GPPグローバル標準のNSA 5G NRに準拠したマルチベンダーの相互運用性のデモを発表したIoDTの続きとなるものです。ライブデモでは、6GHz未満とミリ波のエンドツーエンド5G NRの両システムが紹介されています。
2017年6月、3GPPはスタンドアローン(SA) 5G NRの標準化の完了を承認し、同年12月にはNSA 5G NRの標準化を承認しました。
クアルコムの最初の発表はこちら。