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エリクソンとMediaTek、アップリンクキャリアアグリゲーションでアップロード速度の新記録を達成

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本資料は2023年5月29日に発表された報道資料の抄訳です。

エリクソンとMediaTekはアップリンクキャリアアグリゲーションを使い、ローバンドとミッドバンド帯で新たな5Gアップロードの最高速度となる440Mbpsを達成しました。軽快なアップリンク速度によって向上したフレーム/秒と画像解像度が、ビデオ会議のユーザー、ストリーマー、視聴者により優れたスムーズな体験を提供します。

 

 

A young man wearing a VR headset for gaming at home

エリクソンのラボでの相互運用性開発試験で記録的なアップリンク速度が達成されました。この試験は、RAN Compute Baseband 6648と、MediaTekのフラッグシップとなる5GスマートフォンチップセットDimensity 9200を搭載したモバイルデバイスで行われました。アップリンクキャリアアグリゲーションの組み合わせには、今日の5Gネットワ ークで広く展開されているFDD(Frequency Division Duplex)チャネルとTDD(Time Division Duplex)チャネルが含まれています。

使われた組み合わせは、正確には50MHz FDD n1と100MHz TDD n77です。これらの二つの帯域を集約することで、通信通信事業者はアップリンク速度を大幅に高めてネットワーク性能とユーザー体験を向上させることができます。

エリクソンの5G RAN製品部門の責任者シベル・トムバズ(Sibel Tombaz)は次のように述べています。「超高速のアップリンク速度は、ラグのないライブストリーミング、ビデオ会議、AR/VRアプリから没入性の高いゲームやXR(eXtended Reality)テクノロジーに至るユーザー体験に大きな違いをもたらします。エリクソンとMediaTekが達成した440Mbpsのアップロード速度は、この違いを生み出す上で有用です。私たちは、お客様が周波数帯資産を最大限に活用できるよう、5Gネットワークを最適化する革新的なソリューションの設計を継続してまいります」

通信事業者は高まる無線データとアプリケーション需要を満たすために、既存の周波数帯を効率的に使って容量を増やす革新的な方法を模索しています。キャリアアグリゲーションは通信事業者の周波数帯資産を最適化することで、カバレッジの拡大、容量の増加、データ速度の向上をユーザーに提供します。

MediaTekのワイヤレス通信システム兼パートナーシップ担当ジェネラルマネージャーのHC・ワン(HC Hwang)氏は、次のように述べています。「エリクソンの最先端の5GベースバンドとMediaTekの主力スマートフォンチップの組み合わせが実現した成果は、5G業界の新たなマイルストーンを達成しました。これは優れたモバイル体験でユーザーに日々の利益をもたらす道を開くものです」

ゲーム、XR、動画ベースのアプリの成長が予想されることから、アップリンク速度の重要性は増しています。たとえばARデバイスがより大きな拡張オブジェクトで人気を博すことになれば、レンダリングの要件は厳しくなります。従ってより高いスループットとより短い遅延を実現するネットワークの需要が高まります。