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エリクソン、ABI Researchのスモールセルベンダーに関するレポートで総合リーダーに選出

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本資料は2025年6月16日に発表された報道資料の抄訳です。

エリクソンは分散アンテナシステム(DAS)/分散無線システム(DRS)ベンダーに関する最新のABI Researchレポートで総合リーダーに選ばれ、イノベーションと実装の両方のカテゴリーで最高位を獲得しました。

ABI Research illustration of Ericsson as overall leader in their report
Image from ABI Research DAS/DRS Vendors Competitive Ranking 2025 report.

「非常に革新的なDAS/DRSソリューションを提供しつつ、大きな商業的成功と広範なポートフォリオを実現していることが、エリクソンをリーダーに選出した理由です」ABI Researchのリサーチアナリスト、サミュエル・ボウリング(Samuel Bowling)氏はこのように述べています。

2025年4月のABI Researchのレポートで、エリクソンは85.4 というトップイノベータースコアを獲得しました。報告書は「イノベーション部門でトップにランクされたエリクソンは、持続可能でスケーラブルなDAS/DRSソリューションを推進するための研究開発に多額の投資を行っている」と述べています。

ボウリングはまた次のように述べています。「エリクソンは特に2024年に複数の主要なイノベーションに研究開発努力を集中し、IRU 8850、Indoor Fusion 8818と8828、初の400 MHz 4x4 MIMO Dotモデルなどの製品をリリースしました。これらの製品は、設置面積とエネルギー消費を70%~80%削減するなど、従来のアクティブDASに比べて複数の利点をもたらすものです」

エリクソンはまた、専用のデバイスを必要とせずに5Gデバイスを半径1メートル以内に配置できるIndoor Advanced Positioningも導入しました。「ソフトウェアのリモートアップデートにより容量をさらに拡大するCombined Cell機能は、よりコスト効率が高く柔軟なソリューションを事業者に提供します」とボウリングは述べています。

エリクソンのRadio Dot Systemには、複数の無線ユニットを単独のセルに組み合わせるCombined Cell機能が組み込まれています。ABI Researchは「スケーラビリティをもたらすこの設計では、必要に応じてシステムの容量を簡単に増やすことができる」として、シンプルなリモートソフトウェア構成によって無線機を別々のセルに「分離」することで、サイト訪問を必要とせずに容量を大幅に拡大できると付け加えています。「このスケーラビリティは、ネットワーク容量を迅速に拡大したいと考えている事業者にとって重要な利点です」

実装ランキングでは、ベンダーは商業的成功やDAS/DRSポートフォリオの幅広さなどの基準で評価されます。エリクソンは79.4のスコアでトップの座を獲得しています  

ABI Research graph showing Ericsson as overall leader among small cells vendors 2025
The graph compares telecom companies on innovation (Y-axis) and implementation (X-axis). Ericsson leads with top scores in both, followed by Nokia and Huawei. It highlights leaders like Ericsson as the Overall Leader, Top Innovator, and Top Implementer.

ABI Research DAS/DRS Vendors Competitive Ranking 2025.

ボウリングはまた次のように述べています。「エリクソンのポートフォリオは、DRSソリューションの中核であるRadio Dot Systemにフォーカスして進化を続けています。同じプラットフォーム上で複数の事業者をサポートするRadio Dot Systemには、従来型のアクティブDASシステムと比べて、柔軟性とコスト削減の面で大きな利点があります。一台のユニットで最大で四つのライセンスされたバンドをサポートするエリクソンのポートフォリオは、2G、3G、4Gとの互換性を維持しつつ、5Gを含む最新のマルチテクノロジーネットワークに向けに調整されています」

Radio Dot Systemは、プライベートネットワークにライセンスされた周波数帯を使う場合、ニュートラルホストの展開とプライベート5Gの両方に使用できます。

エリクソンのネットワーク戦略及び製品管理部門の総責任者、マルテン・ラーナー(Mårten Lerner)は次のように述べています。「ABIの分析は、屋内セルラー市場が転換点を迎えていることを実証しています。私たちは基本的な公共のセルラーカバレッジの先を見据えて、信頼性が高くシンプルかつ高性能の屋内ソリューションを低コストで提供するために進み続けています。この進歩により、大規模公共施設における優れたユーザー体験の確保から正確なポジショニングによる工場の自動化に至る企業や不動産の分野で、新たな5G収益化の機会が実現されます」

注記
  © 2025 ABI Research. ABI Researchの許可を得て配布。DAS/DRSベンダー競争力ランキング: 2025年4月14日  

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