本資料は2026年2月27日に発表された報道資料の抄訳です。
エリクソンとクアルコム・テクノロジーズは、6G無線の根幹をなすイノベーションにおいて技術的な整合を達成し、共同ラボのプロトタイプを通じてこれらの先駆的な進歩の検証に成功しました。このマイルストーンは、将来の6G仕様の確立と商用化の加速に向けた大きな前進を示すものです。このパートナーシップは3月2日~5日に開催されるMWC 2026で展示され、ライブデモで重要な無線装置の進歩や新しいスペクトルを使ったパフォーマンスが披露されます。
両パートナーはコンセプトからプロトタイプへと歩みを進め、プロトタイプ環境において主要な物理レイヤー機能を共同で開発・検証しました。これは次世代標準の策定に向けた、欠かすことのできない第一歩です。両社は30kHzのサブキャリア間隔を持つ400 MHzのコンポーネントキャリアを含む、3GPP 6G Release 20に向けて合意されている研究項目を提示しています。新しいスペクトルを早期に検証した今回の共同デモでは、特に6〜8GHz付近のセンチメートル波(cmWave)帯域における性能特性とデバイスの能力を探求しました。これは将来の6Gの設計に影響を及ぼすことでしょう。
エリクソンとクアルコム・テクノロジーズはまた、新しいデバイスのフォームファクターとレジリエントなインフラを活用した先進的なAIおよびAR体験の共同プロトタイピングを進めており、デバイス・ネットワーク協働コンピュート、最適化されたアップリンクカバレッジ、大規模なプレミアム広域体験を伴うAIネイティブでコンテキストアウェアの6Gネットワークにおける広範な協力を推進しています。これらの機能は、エコシステムの発展を推進するために主要な通信事業者と共に試験されており、MWC 2026においては代表的な共同プロトタイプがライブで披露される予定です。
これがなぜ重要なのか
- AIは端末の画面上に留まらず、デバイス、場所、時を超えて動き続けるものになるでしょう。ネットワークはあらゆる場所で応答し、コンテキストアウェアなサービスに対応できるものでなければなりません。
- 人々はホットスポットに限らずあらゆる場所で一貫した体験を期待するようになるでしょう。そのためにはアップリンク性能の強化、広域にわたる信頼性の確保、ネットワークや端末を通じて世界を感知する新しい方法の導入が求められます。
- 6Gでは通信業界が、より広いエリアにわたってエンドツーエンドのエコシステム全体で魅力的な性能を伴う一貫した体験を大規模に提供できるようになります。
ネットワークの利用がアプリベースのユーザー主導のセッションから複数のデバイスにわたる持続的でエージェント型のAI体験へと移行する中、アップリンクの需要は大幅に増加し、AIサービスの広域カバレッジはますます重要で必要とされるものとなるでしょう。
この変化は、新しいデバイスのフォームファクターと現在必要とされているよりも広いカバレッジエリアで、より優れたアップリンク性能とユーザー体験を提供できるエンドツーエンドのエコシステムが緊急に求められていることを強く訴えています。6Gはこれらの進化するニーズに応え、安定した性能を大規模に確保できるものとなることが想定されています。
消費者のトレンドは、2030年までにエージェント型AIの日常的な利用が劇的に増加し、それが複数のデバイスにまたがり屋外環境にも及ぶことを示しています。エリクソンの最新のコンシューマーラボレポートによると、2030年までに40%の消費者がエージェント型AIサービスを毎日利用することになると予想しています。消費者の4人に1人は複数のデバイスでAIにアクセスする見込みで、45%が屋外でAIを利用すると予想しています。AIドリブンのユースケースが拡大する中、アップリンクデータの需要は5年ごとに3倍に増加すると予測されており、強固なアップリンク性能と一貫したカバレッジの重要性が示されています。
エリクソンとクアルコム・テクノロジーズは、マルチデバイスユーザーパラダイム、デバイス・ネットワーク協働コンピュート、最適化されたアップリンクカバレッジ、広域プレミアム体験を実現するため、AIネイティブでコンテキストアウェアな6Gネットワークの提供に向けて引き続き取り組みます。主要な事業者との試験を含む継続的な協力により、6Gビジョンを具体的な進歩へと変え、エコシステムの前進を推進しています。
エリクソンCTOのエリック・エクデン(Erik Ekudden)は次のように述べています。
「インテリジェントなAI/6Gファブリックを構築するには、デバイスやネットワークからエッジ、クラウド、AIプラットフォームに至るエコシステム全体にわたる協力が必要です。私たちはクアルコムと提携して実際のプロトタイプを通じてその基礎的な能力を検証し、6Gのコンセプトを現実へと変えようとしています。これには新しいスペクトルの探求、アップリンク性能の向上、AIネイティブのデバイスとネットワークの協働の推進が含まれます。私たちの取り組みは通信業界の未来の形成に貢献し、ラボにおけるイノベーションから現実の世界への大規模な展開への明確な道筋を切り開いています。」
クアルコム・テクノロジーズの技術計画・エッジソリューション・データセンター担当EVP兼GM、Durga Malladi(ドゥルガー・マラディ)は次のように述べています。
「エリクソンとの協業は、6Gを現実化して大きな性能向上を実現することを目的としています。デバイスとネットワーク全体で重要な無線コンセプトとユーザー体験の検証を早い段階から調整することで、ラボから標準化と商用化までの道筋をより明確にすることができます。特にアップリンクや広域での信頼性といった実用的な性能への注力が、AIドリブンのデバイスやサービスによる次の世代を切り開くはずです。」
技術情報
- 共同プロトタイプの取り組みには、ラボにおける基礎的な6G物理レイヤーのコンセプトの形成と証明が含まれます。
- MWC 2026のデモには、3GPP 6G Release 20の検討項目に沿った30 kHzサブキャリア間隔での400 MHzコンポーネントキャリアが含まれます。
- 6〜8 GHzのセンチメートル波帯の研究は、4送信・4受信アンテナという新しいデバイス機能によるセルエッジのカバレッジ改善など、将来の6Gにおける周波数利用性能の選択に向けた情報を提供します。
- MWC 2026のデモには、デバイス・ネットワーク協働コンピュートを伴うAIネイティブでコンテキストアウェアな6Gネットワークの基盤となる、新しいデバイスフォームファクターとレジリエントなインフラを使ったAI及びAR体験も含まれています。
関連リンク
6G - Follow the journey to the next generation networks
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