本資料は2026年3月26日に発表された報道資料の抄訳です。
- 新しい6Gのセンチメートル波、クラウドネイティブインフラ、エリクソンのテストベッド装置を使い、クラウドホスト型AI大規模言語モデル処理によるロボティクス、動画ストリーミングを実証し、AIネイティブの6Gにおける米国のリーダーシップを支えるマイルストーン
- テキサス州プレイノにあるエリクソン米国本社でデモを完了し、イノベーションと製造への長期的な投資を強調
- テキサス州ルイスビルのUSA 5Gスマートファクトリーで次世代6Gネットワーク機器を製造する予定
エリクソンは本日、世界初の標準化前6G OTA(Over-The-Air)セッションを成功裏に完了したと発表しました。これは商用6Gネットワークへ向けた大きなマイルストーンであるとともに、次世代の無線分野のイノベーションにおける米国のリーダーシップを強化する成果です。
このマイルストーンは、信頼できるエンドツーエンドのアーキテクチャーを使い、AIおよびクラウドネイティブを前提に設計された標準化前の6Gシステム上で達成されました。テキサス州プレイノにあるエリクソン本社で実施されたOTAセッションでは、主な6G構成要素の準備状況を検証しました。デモでは無線ハードウェア、RANコンピュート、ソフトウェア定義のエアインタフェース、クラウドプラットフォームが使用されました。将来の利用を見越したエリクソンのソフトウェアアーキテクチャーは、CPU(Central Processing Units)やGPU(Graphics Processing Units)を含む複数のハードウェアプラットフォームに展開可能です。
この成果は、米国政府による初期研究、グローバル標準、未来志向のスペクトラム政策を含む6G技術のリーダーシップへの注力を支えるものです。6Gは国家安全保障、経済競争力、AIドリブンのイノベーションのための重要なインフラです。エリクソンの研究は、将来のネットワークが米国の経済競争力、イノベーション、国家安全保障を支える安全で高性能なAIネイティブの接続性を提供できることを示すことで、これらの優先事項を直接支援しています。
「エリクソンの6G実証は、米国人の創意工夫によって可能となった次世代無線イノベーションの重要な節目です」ハワード・ラトニック(Howard Lutnick)米国商務長官はこのように述べています。
「トランプ政権は常に信頼できるパートナーを支持し、米国が設計・運営する最先端の接続性の未来にコミットしています。」
エリクソン社長兼CEOのボリエ・エクホルムは次のように述べています。
「6GはAIが社会全体に拡大する基盤として、米国の国家安全保障、経済的繁栄、世界競争力にとってきわめて重要な存在となるでしょう。米国で世界初のライブ6G試験を完了したことは、先進的な無線技術のイノベーション、製造、研究がここに根ざしていることの明確な証拠であり、次世代の接続における米国のリーダーシップを支えるものでもあります。私たちは引き続き米国のエコシステムと共にイノベーションを先導し、政府、パートナー、通信事業者、企業、学界、スタートアップと協力してまいります。」
なぜこれが重要なのか
6G試験では、AIに備えた将来のネットワークに向けた二つの重要な機能が具体的に実証されました。一つは、即時かつ信頼性の高い接続とリアルタイム制御処理によるAIロボティクスの実現、もう一つはリアルタイムの動画ストリーミングの実現です。AIがスマートフォンの枠を超え、ロボティクス、自律システム、イマーシブアプリケーション、産業オートメーションへと拡大する中、無線インフラはAIスタックの重要なレイヤーとなっています。6Gネットワークはリアルタイムでの検知、演算、適応を可能にするよう設計され、安定した低遅延性、高いアップリンク容量、そして現在は実現不可能な新たなクラスのAIサービスをもたらします。
エリクソンのOTAのマイルストーンは、これらの能力がシステムレベルの現実へと移行しつつあることを示すものであり、米国のエコシステムがグローバルな標準を形成し、イノベーションを推進し、6Gの商用化をリードする立場にあることを実証しました。
米国への長期的なコミットメント
エリクソンは米国で120年以上事業を展開しており、研究、製造、運用の各分野で事業を拡大し続けています。エリクソンは全米で6,000人を超える従業員を雇用し、AI、ASIC設計、アンテナシステムに特化した12の研究開発センターを運営しています。テキサス州プレイノにある米国本社は、先進的な無線研究開発、標準開発、顧客エンゲージメントの主要な拠点となっています。
エリクソンは現在、米国内でも最先端の通信設備生産施設の一つであるテキサス州ルイスビルの5G USAスマートファクトリーで、先進的な5G無線機とRANコンピュートシステムを製造しています。エリクソンはこの工場に1億5,000万ドル以上を投資しており、米国で大規模に通信機器を製造している唯一のメーカーでもあります。高度に自動化された30万平方フィートの施設は米国の製造業において550人を超える雇用を支え、安全で強靭な国内サプライチェーンを強化しています。6G技術が成熟するにつれ、エリクソンはこの米国拠点の製造基盤をベースに、将来の展開を支援する計画です。
技術ハイライト
- システムは以下の標準的な6Gスタックで構成されています
- 7GHz帯(センチメートル波)スペクトル
- 搬送波帯域幅400MHz
- アップリンク最適化、エネルギー効率向上、スペクトル利用の最大化を重視した性能
エリクソン製の無線機、ベースバンドプラットフォーム、クラウドネイティブソフトウェアを活用した今回のデモは、3GPPやOpen RANを含むグローバルな標準機関への継続的な貢献を強化するものとなりました。エリクソンは試験を追加の周波数帯に拡大し、AIネイティブの機能を実現し、事業者、チップセットパートナー、より広範なエコシステムと協力し、6Gの準備を加速させます。
エリクソンについて
エリクソンの高性能なネットワークは、毎日何十億人もの人々にコネクティビティを提供しています。エリクソンは150年にわたり通信テクノロジー開発のパイオニアであり続け、通信事業者や企業にモバイル通信とコネクティビティのソリューションを提案しています。お客様やパートナーとともに、エリクソンは未来のデジタルな世界を実現します。
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