エクホルムは、5月17日にローマで行われたイタリアのジョルジャ・メローニ首相との会談で、信頼できる高度なモバイル接続の触媒的役割を強調しました。
エクホルムはBusiness Europeとして知られる欧州経営者連盟を代表して、世界先進国7カ国で構成されるG7とEU(European Union)の議長を務めるメローニ首相と会談した代表団の一員でした。
この会議は、5月17日にエクホルムも参加してローマの別の場所で開催されたG7のビジネス部門であるB7の2024年サミットに続くものでした。
エクホルムは次のように述べています。「我々は、メローニ首相が閣僚評議会議長として、G7がすべての人にとって安全で信頼できる高度な接続の必要性にますますフォーカスしていることに感謝しました」
エクホルムはICT業界として、G7メンバーが安全で信頼できる高度な接続にさらにフォーカスし、持続可能な経済成長のグローバルな原動力としてのデジタルトランスフォーメーションの可能性を示すことで世界をリードしてほしいという希望を表明したと述べています。
エクホルムはまた、このことは、志を同じくするパートナーと協力して、新興経済国を含む関連市場で安全で信頼できる高度な接続性を実現することを意味するとも述べました。
「私たちは接続性が、生活を向上させビジネスを変革するサービスを実現するものから、国や地域の発展に不可欠なデジタルインフラへと変わったことを強調しました。企業の投資判断は、高速、大容量、安全かつ持続可能なデジタルインフラが整っているかどうかにますます依存するようになるでしょう。勝者となるのは行動を起こす国や地域です」
B7 2024サミット
メローニ首相との会談に先立ち、エクホルムはB7 2024サミットのパネルディスカッション「機会の解放: AIの活用と人材への投資」で談話しました。
モバイル接続がAIにどのように貢献するかという質問に対しては、企業や産業のAIユースケースには、ストレージや計算能力と並び高度なモバイル接続が必要であり、したがって完全にプログラム可能な5Gスタンドアローンネットワークの大規模展開がAIの導入に不可欠であると述べました。
エクホルムは中国を例に挙げ、高度なモバイル接続の力が認められたことが、大規模な支援と投資につながったと述べました。
「中国には現在2万の企業5Gネットワークがありますが、欧州と米国では数百です。これによって中国企業ははるかに効率的になります。AIがその潜在能力を最大限に引き出すためには接続性全般、特にモバイル接続が必要です」
またG7が6Gの開発と展開にどのように貢献できるかという質問がありました。
エクホルムはこれに対して、6Gは5Gスタンドアローンの進化形であり、まず5Gで物事を正しく行うことが重要だと述べました。さらにG7諸国が6Gの研究、周波数帯、標準化政策について検討・連携し、通信事業者が投資できる収益を上げられるよう、規制当局が競争力を支えることの重要性を強調しました。
「事業者が儲からないことは、地政学的な競争力を考えると非常にリスクが高い」とエクホルムは述べています。「志を同じくする政府、事業者、ベンダーとともに、共通のビジョンに到達する必要があると信じています」
欧州の競争力
エクホルムはまたG7やB7とは別に、イタリア企業・メイドインイタリー省のアドルフォ・ウルソ大臣とも会談しました。
今週初めにストックホルムのエリクソングループ本社で行われた6カ国の欧州首脳(北欧の5人の首相とドイツのオラフ・ショルツ首相)との会談でも、同様に欧州の競争力が議題の筆頭に挙げられました。
B7はG7と同様に、米国、ドイツ、日本、英国、フランス、カナダ、イタリア、非列挙加盟国であるEUで構成されています。B7にはG7の経済産業連合が含まれます。
2024年のG7首脳会議は6月13日から15日まで、イタリアのプーリア州で開催されます。