Skip navigation

世界経済フォーラム、米国エリクソンの5Gスマート工場を「グローバル・ライトハウス」に認定

次の言語でもお読みいただけます。 English Français 日本語 简体中文

本資

料は2021年3月15日に発表された報道資料の抄訳です。テキサス州ルイスビルにある米国エリクソンの5Gスマートファクトリーが第4次産業革命(4IR)のパイオニアに認定

  • エネルギー消費量を24%、施設内の水の使用量を75%削減するよう設計された統合環境システムは、100%再生可能エネルギーで稼働
  • アジャイルな作業方法と堅牢な産業用IoTアーキテクチャーで、12ヶ月内に大規模展開可能な25のユースケースを1年で開発
Press release
Mar 19, 2021 06:05 (GMT +00:00)
Ericsson USA 5G Smart Factory.

テキサス州ルイスビルにある米国エリクソン(NASDAQ:ERIC)の5Gスマート工場は、世界経済フォーラムによって第4次産業革命(Fourth Industrial Revolution [4IR])のグローバルフロントランナーとして認められました。フォーラムは、自動化と4IRの改善を備えていない同様の工場との比較で従業員一人当たり2.2倍の生産性向上を始めとして、エリクソンによる工場への次世代テクノロジーの導入とその影響を評価し、工場を名誉ある「*グローバルライトハウス」に認定しました。

これは、4IR技術を大規模に導入しその利点が実証され、フォーラムの認定を得たエリクソンで最初の工場となります。2020年初頭の操業開始以来、米国の5Gスマート工場のチームは、12ヶ月未満で大規模に展開可能な25件の異なるユースケースを開発しました。

5Gでロボットを接続し自動化されているこの工場では、自動化と4IRによる改善を備えていない同種の工場との比較で従業員一人あたりの生産性が120%向上し、人手による資材の扱いが65%削減されました。

統合環境システムは、同等の建物との比較でエネルギー消費量を24%、施設内の水の使用量を75%削減するように設計されており、また工場への供給電力の100%が再生可能エネルギーで賄われています。このスマート工場は、エリクソンとして世界で初めて** LEEDゴールドおよびLEEDゼロカーボン認証を取得することを目指しています。

エリクソン上席副社長兼ネットワーク事業部門総責任者のフレドリック・イェドリング(Fredrik Jejdling)は、次のように述べています。「最新のテクノロジーを使って完全に自動化された工場を運営することは、より復元力がある持続可能なグローバルサプライチェーンを構築する弊社の戦略の一環です。これは、お客様に近いところで事業を行い、最終的にCO2排出量を削減するという私たちのコミットメントを示すものでもあります。世界経済フォーラムによる今回の認定は、ビジネスと社会全体に利益をもたらす5Gテクノロジー全般と、エリクソンの工場の変革の力を如実に示しています」

世界経済フォーラムのプラットフォーム「Shaping the Advanced Manufacturing and Production」を代表するフランシスコ・ベッティ(Francisco Betti)氏は、次のように述べています。「未だかつてない産業改革の時代が訪れています。未来は、破壊的な変化を受け入れ、新しい機会を捉えようとする企業のものです。今起こっている変化には課題もありますが、それは再び成長のビジョンを思い描くための強力な誘因でもあります。ライトハウスとは製造と産業の未来を照らす灯りなのです。」

エリクソンは次世代のサプライチェーンに投資し、エンドツーエンドで世界を結ぶ持続可能でカスタマイズされたサプライチェーンを構築しました。エリクソンは、米国で最初の5Gスマート工場に1億米ドル以上を投資しました。この工場は、主に北米のエリクソン5Gのお客様にサービスを提供しています。

エリクソンはまた、エストニア、中国、ブラジルの工場においてモジュール化された柔軟な生産体制を確立することで、次世代のスマート製造を迅速に進めています。これにより、欧州、アジア、アメリカにおけるエリクソンの事業でお客様と緊密に連携することができます。

エリクソンはパリ協定で合意された1.5C°目標を支持しています。これを実現するには、2030年までに世界のCO2排出量を半分にし、2050年までに正味ゼロを達成する必要があります。製造業をはじめとするさまざまな産業に展開されている5GやIoTなどのデジタル技術は、2030年までに世界のCO2排出量を最大15%削減するために貢献できます。

*グローバルライトハウス

霧と闇を貫く強力な光を放つ灯台(ライトハウス)は、航海の道しるべです。世界経済フォーラムは、第4次産業革命の技術を実装して最高の業績を達成している世界最先端の工場を特定し、これらの「ライトハウス」から洞察を得ています。ライトハウスは、試験段階にある第4次産業革命の技術を大規模に統合し、それによって経済的および運用上の大きな利益を実現している工場です。

** LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)は、世界で最も広く採用されているグリーンビルディング評価システムです。

関連リンク

World Economic Forum event page

Ericsson USA 5G Smart Factory produces its first base stations

Ericsson USA 5G Smart Factory

Welcome to the smart factory

Realizing sustainable 5G-enable smart manufacturing in the US (case study)

Ericsson blog: Our smart factory of the future: let me show you around

エリクソンについて:

エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信サービスプロバイダーをお手伝いします。ネットワーク、デジタルサービス、マネージドサービス、新しいビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘をお手伝いします。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。www.ericsson.com

お問い合わせ先

エリクソン・ジャパン株式会社
マーケティング&コミュニケーション本部
Email: info.k@ericsson.com