本資料は2024年4月12日に発表された報道資料の抄訳です。
- スイスコム、エリクソンのポートフォリオから多くの機能を選択して定評ある自社のモバイルネットワークを強化・更新
- 新たな3年契約を締結したエリクソンは5G RAN製品とソリューション、ベアメタルのクラウドネイティブインフラソリューション、インテリジェントな自動化プラットフォーム、エキスパートアナリティクス製品などを提供
- 堅牢で信頼性が高く効率的な通信クラウドインフラのための両社の緊密なパートナーシップを改めて示す契約
エリクソン(NASDAQ:ERIC)とスイスコムは本日、スイスにおけるイノベーションのエコシステムを強化し、スイスコムの5Gネットワークの今後の成長とエネルギー効率に優れた運用を推進するために、新たな複数年契約を締結して長年のパートナーシップを拡大すると発表しました。
スイスコムのモバイルネットワークは過去7年間、connect誌(および計測機関のUmlaut)のモバイルネットワーク試験でスイスにおける最上位に評価されています。これはスイスコムのクラウドネイティブのトランスフォーメーション計画の下で最近進化したモバイルネットワークの信頼性と性能を示すものです。今回のネットワークへの新しい機能の追加により、スイスコムはユーザーに優れた5G体験を提供することに加え、エネルギー効率を高めCO2排出量を削減する製品とソリューションを実装して持続可能性への注力を強化します。
新たな契約ではスイスコムにマルチテクノロジーネットワークの包括的な管理と自動化を提供するEIAP(Ericsson Intelligent Automation Platform)が導入されます。スイスコムはこのプラットフォームの採用により、AI搭載のコグニティブソフトウェアrAppsや、オープンなEIAP rAppエコシステムの他のコントリビューターから入手できるrAppsを含め、拡大を続けるエリクソンのrAppsポートフォリオを活用できるようになります。EIAPのエコシステムとSDK(Software Development Toolkit)は、スイスコムによる加入者のサービス体験向上と業界規模のRAN(Radio Access Network)自動化による運用コスト削減に不可欠なツールとなります。加入者体験への注力は、スイスコムによるEricsson Expert Analyticsの更新によってさらに強化されるはずです。機械学習とAI技術を搭載したEricsson Expert Analyticsは、加入者が潜在的に抱える問題をリアルタイムで分析して解決することで、比類のないサービス品質をユーザーに確実に提供します。
また今回の契約では、高い評価を誇るエリクソンのエネルギー効率に優れた軽量デュアルバンドRadio 4490とエリクソンのRANコンピュートポートフォリオの次世代RANプロセッサーも導入されます。エリクソンのRAN Computeプロセッサーは新規と既存のあらゆる無線技術に対応可能、設置面積とエネルギー消費が少なく、容量を損なうことなくリアルタイムでAI処理をサポートできるという特長があります。またスイスコムは継続的なミッドバンドTDDカバレッジ拡大の取り組みの一環として、今後3年間でエリクソンのMassive MIMOポートフォリオを多数のサイトに展開することを目指しています。
もう一つの重要な開発の流れはNR(New Radio)への継続的な周波数帯リファーミングです。スイスコムは、新しいサービス開始の可能性を秘めた5Gスタンドアローンを展開するためにネットワークを準備しています。
エリクソンは長年にわたり、その通信アプリケーションをサポートするNFVI(Network Functions Virtualization Infrastructure)ソリューションをスイスコムに提供してきました。スイスコムは今回の新しい契約により、エリクソンCSIS(Cloud Native Infrastructure Solution)としてそれを引き継ぐことになります。これによりスイスコムはネットワークの信頼性をさらに強化し、エリクソンやサードパーティ事業者のクラウドネイティブの通信アプリケーションをホストする能力を拡大します。またクラウドプラットフォームとインフラの管理に必要なオーバーヘッドを削減し、エネルギー効率をさらに高め、TCO(Total Cost of Ownership)全体を最適化します。今回の展開により、ソリューションにコンポーネント、インフラ、機能を提供するエクストリームネットワークスやデル・テクノロジーズなどのパートナー企業が緊密に連携し、スイスコムとその加入者が可能な限り最高のネットワーク性能を享受できるように協力できるようになります。
スイスコムとエリクソンの緊密な協力関係の継続を支える今回の最新の契約は、製品開発チーム間のさらなる連携により、エリクソンのソフトウェア分野の最新のイノベーションとアップデートへの円滑なアクセスを確保するものでもあります。
スイスコムCTIOのゲルト・ニーハーゲ(Gerd Niehage)氏は次のように述べています。「10年以上にわたってエリクソンと緊密に協力してきたスイスコムは、強い信頼を育み、大きな成功を収めてきました。私たちは今この長年にわたる戦略的パートナーシップの次の一歩を踏み出し、スイス最高のネットワークを最もスマートなネットワークに変えようとしています。これはお客様に最高の顧客体験を提供するのみならず、持続可能性とイノベーションへの注力を強化するものでもあります」
エリクソンの西ヨーロッパ事業部総責任者ダニエル・ラインバッハ(Daniel Leimbach)は、次のように述べています。「今回の革新的なパートナーシップにより、スイスならではの完璧さの追求と、スウェーデンのエリクソンのグローバルなテクノロジーリーダーシップが出会うことになります。私たちの共通の目標は目標を高く設定することで、スイス最高のネットワークを最もスマートなネットワークに発展させることです。すでに私たちは近年、通信市場の世界的な発展にとって重要なベンチマークをスイス国内に確立することに成功しています」
エリクソンについて
エリクソンの高性能なネットワークは、毎日何十億人もの人々にコネクティビティを提供しています。エリクソンは150年近くにわたり通信テクノロジー開発のパイオニアであり続け、通信事業者や企業にモバイル通信とコネクティビティのソリューションを提案しています。お客様やパートナーとともに、エリクソンは未来のデジタルな世界を実現します。
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